昨日、ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました!
おかげさまをもちまして、ガラス職人、エマニュエル・バロワさんを迎えたトークセミナーを大盛況で終えることができました。
場所は、AGC studio(東京・京橋)。
オーディエンスの方からは、「2時間のセミナーだったけど、6時間くらいの内容だった」「メモするために、ノートを何ページも使ってしまった」とコメントをいただき、嬉しい限りです。


エマニュエル・バロワさん


日建設計の鈴木健悦さん(左)と旭硝子の林真行さん


林さんのレクチャー


林さんのレクチャー

バロワさんは、進行中の最新プロジェクトも含めて、伝統的な技法を使いながら現代建築の新しい美しさを生み出す試みをプレゼンテーションしてくれました。
また、日建設計の鈴木健悦さんからは、「ヤマハ銀座ビル」などガラス建築の設計事例を通して、コンセプトや初期イメージをピュアなまま具現化するには、その背後で、どのようなデザイン開発と技術開発が必要なのかについて、多くの図版を用いてプレゼンテーションしていただきました。
そして旭硝子のエンジニア、林真行さんからは、現代のガラス建築のデザイン潮流と、それを支える技術の潮流について、非常に濃密でコンパクトなレクチャーがありました。

お三方によるその後のトークセッションでは、ガラス素材を大量生産することと、一品モノの手工芸としてガラスを追究していくこと、この二つの相反する要素をどのように融合させていくかをめぐって議論が展開されました。

更に、その後の懇親会にも多くの方々にご参加いただき、おそらくご参加者の皆さん全員がバロワさんと挨拶し、会話することができたと思います。

知的刺激、熱気、交流。
これらを求めていらっしゃるデザイン関係者の方々は、ぜひまたの機会にもご参加いただけたらと思っております。〈塩田〉

 
【参考資料】
商店建築2013年9月号「透明素材 特集」162ページに、バロワさんのロングインタビューが掲載されています。

【参考URL(今回のセミナーの予告編として書いたものです)】
 http://www.shotenkenchiku.com/blog/other/entry-588.html



懇親会では、オーディエンス一人ひとりとじっくり言葉を交わしたバロワさん




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