いよいよ新年度がスタートしました。
期待に胸を膨らませながら、新しいことにチャレンジし、飛躍したいと考えている方も多いのではないでしょうか?そんな方も、そうでない方にも是非ご覧頂きたいのがレポート「海外デザインアワード最新事情ー世界で活躍するために」です。



特集では、海外に向かって(または、国内と合わせて)自身を売り込む手段として、海外デザインアワードへの応募と受賞は効果的ではないか、という考えのもと、四つのコンテンツを用意しました。

一つ目はデザイナーインタビュー。
海外デザインアワードへの応募と受賞の経験が豊富なデザイナーの皆さんに、応募のポイントやテクニックのほか、そもそも何を目的に応募し、どのような効果を期待してアワードに応募するのか、などについてお話いただきました。以下、コメントより。

主催する組織によって、アワードの傾向が異なるので、その見極めが必要。アワードの授賞式会場には、発見や学び、出会いが数多くある。 ー河合優吉さん(デザインスピリッツ)

アワードで評価されることは、数あるコミュニケーションルートの一つ。 ー柳原照弘さん

審査基準に自身がデザインした空間を照らし合わせることで、客観的に空間の役割や価値を形成するものが何か、確認することができる。 ー平田裕二さん(乃村工藝社)

アワード応募は、デザイナーのモチベーションアップにつながり、受賞すれば、クライアント満足を実現。デザイナーの高評価につながり、自社のステータスや信頼度の目安として営業ツールにもなる。好循環が生まれる ー安藤勢津子さん(日建スペースデザイン)



ニつ目は、海外デザインアワードの主催者や審査員へのインタビュー。
取材したのは、飲食空間専門の「Restaurant & Bar Design Awards(応募受付中)」(ロンドン)、アジア地域を代表する空間賞「ASIA PACIFIC INTERIOR DESIGN AWARDS」(香港)、オランダのインテリアデザイン誌「FRAME」が主催する「THE GREAT INDOORS AWARD」(オランダ)、そして来週から開催されるミラノ国際家具見本市内の、若手によるプロダクト展示を対象にした「SALONESATELLITE AWARD」(ミラノ)の四つ。各アワードの近年の傾向や、主催者が考えるデザインの価値、アワードの意義などについて語られています。



こうしたインタビューに続くのが三つ目の「世界のデザインアワードへ20」。日本のデザイナーが応募できる空間系のアワードを、応募方法やスケジュール、応募費用などとともに、リストにまとめました。海外アワードに初めて挑戦しようと考えている方、どのアワードに応募しようと迷っている方は、是非一度御覧ください。



特集の最後は、JCD(日本商環境デザイン協会)理事長の飯島直樹さんに、日本を代表する空間デザインアワード「JCDデザインアワード(応募受付中)」について、その変遷とこれからについて話していただきました。

インターネットでの応募がスタンダードになった現在。特集では紹介しきれない、魅力的なデザインアワードが世界にはまだまだあります。例えば、ロンドン発の「International hotel & property awards」は、ホテルなどホスピタリティ施設を対象にしたアワード。姉妹アワードにはヨットやクルーザーの空間を対象にした賞もあるというユニークさ。今年は審査が現在進行中で、日本のA.N.D.による「W広州」(商店建築2013年8月号)が最終リストに残っているようです。

4月号は、この海外デザインアワード特集のほか、特集「オープンキッチンの魅せ方」や1年ぶりの「オフィス」特集、新作では「ザ・リッツ・カールトン京都」「新宿グランベルホテル」など盛りだくさんの内容です。
是非、書店または弊社オンラインストアでお求めください。
〈タカハシ〉
********************************************************************************************************************


月刊商店建築4月号
2014年3月27日発売
2,098円(税込)

新作/ザ・リッツ・カールトン京都、新宿グランベルホテル
レポート/海外デザインアワード最新事情
特集/オープンキッチンの魅せ方 
業種特集1/カジュアルレストラン
業種特集2/オフィス



RSS2.0