2014年2月7日〜11日、世界最大級のBtoB消費財見本市「アンビエンテ2014」がドイツ・フランクフルトで開催された。アンビエンテは、毎年、インテリアアイテムや、ギフト雑貨に関わる、メーカー、商社、デザイナーなどが集う見本市で今回は、89カ国から4724社が出展。14万4000人以上が訪れた。


見本市は、全27の大ホールで行われる(広い!)


また、毎年「パートナーカントリー」として、一つの国にフォーカスした特別展示やイベントが行われ、今年は日本がヨーロッパ以外で初めて選ばれた。デザイナーの橋本夕紀夫氏がアンバサダーを務め、日本をテーマにした特設ブースも多くの注目を集めていた。 ※商店建築4月号では、橋本夕紀夫氏のコメントも掲載しています。


橋本夕紀夫氏デザインの日本をテーマにした特設ブース「Super Ennichi」。プロダクトの展示やワークショップが開催された。



ブース内では、日本の職人による製作の実演も行われた。


職人の実演を見つめる橋本夕紀夫氏(写真左)


日本からは、その他にも多くの団体やメーカーが出展。日本のメーカーの技術とデザイナーがコラボレーションし、新しい提案を試みる「JAPAN CREATIVE」や、JETRO(日本貿易振興機構)などのブースも大きく展開した。


「JAPAN CREATIVE」ブース。昭和飛行機工業のアルミハニカムパネルを用いたシェルフとパーティション


「JAPAN CREATIVE」では、新たにデザインされた和菓子も発表された。


JETROのブースに出展した、樺細工の老舗「藤木伝四郎商店」の茶筒。


多くのメーカーが出展した、JETROのブースの一部。


その他、世界各地からメーカーや商社の製品とともに、若手デザイナーによる作品展示なども行われ、ライフスタイルに関わるありとあらゆるプロダクトが広大な会場を埋め尽くした。


デザインスタジオ、Studio Veの「Manifold Clock」。時計の短針と長針に取り付けた布が、針の動きに合わせてさまざまな形状に変化する。


アンビエンテで注目の商材を紹介するスペース壁には、紙の束を用いた装飾が施された


ゴムチューブをリサイクルした雑貨を提案するtat tatのブース


シェードに取り付けた羽毛が柔らかい表情を生むVITAのペンダントライト


じゃばらのように連なった紙材を広げ、形にした折りたたみ可能なイス「Flexible Love」


キャンドルメーカー「ENGELS KERZEN」のブース。本物のキャンドルを吊ったパーティションが広がる


食器ブランドvilleroy & bochブース。皿が花の様にディスプレイされた


インテリアブランドKAREのブース


有機的な形状の素材と照明を組み合わせたcreative light。


植物を多用し庭のような空間を演出したFinkのブース


ファブリックメーカーSTEEN DESIGNは、会場に本物の車を持ち込んだ


インテリアブランド、PROFLAXのブース


草花を取り扱うSilk-kaは、多くの木々でブース内を埋め尽くし、ブランドの世界観を伝える



Ambiente 2014
会期/2014年2月7日〜11日
会場/ドイツ・フランクフルト国際見本市会場
主催/Messe Frankfurt Exhibition GmbH


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〈高柳〉



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