商店建築9月号では、読者の皆さんも気になっているであろう、しかし他の人からは聞きづらい、デリケートなお金の話をテーマに特集をつくりました。
タイトルは「改めて、設計料を考える」です!

同様の取材は過去、2013年1月号の特集「設計料を考える」にて掲載しているのですが、5年経過した現在もこの企画に対する反響が大きいのです。
そこで今回は改めて、前回とは異なる角度から“設計料”についてまとめてみました。

構成は大きく4つのカテゴリーに分かれています。

①〔アンケート企画〕設計料の考え方〜私の事務所の場合〜
②〔インタビュー〕空間デザイナーが語る、設計料の考え方
③〔コメント〕クライアントに聞く、設計料について思うこと
④〔レポート〕プランナーと仲介者に聞く設計料

詳しくはつづきから!


アンケートでは、30代〜60代まで、事務所規模や年代もさまざまな空間デザイナーの方々に、設計料についての質問9題にお答えいただきました!
質問内容は、「設計料を確実に受け取るために工夫していることはありますか」「設計料をあげるコツはありますか」など。

匿名ということもあり、とても踏み込んだ内容の回答も多々いただいています。
それぞれ、デザイナーの声をなるべくそのままに掲載しました。
共感できる悩みであったり、参考になる手法や意見と出合えるのではないでしょうか。
ぜひ細部までご覧ください。


デザイナーインタビューでは、4名の空間デザイナーにお話を聞きました。
・ヤズデザインインターナショナル 深津泰彦氏
・ドイルコレクション 井上愛之氏
・アッタ 戸井田晃英氏
・KARASAWA YOSUKE DESIGN OFFICE 唐沢洋介氏


クライアントから設計料の値下げを要求されたら、皆さんはどのように対応しますか?
今後のことを踏まえると安請け合いは避けたい……
しかし、発注者であるクライアントから言われてしまうと断りにくい……
という場面でお困りになっている方、多いのではないかと思います。

実際にどのような方法を提案すれば、金額に対してより納得してもらえるのでしょうか?
インタビューでは、四者四様の手法や考え方を聞きました。

例えば唐沢洋介さんは、担当する業務範囲によって価格が異なり、満額に対する◯◯%の金額を提案するそうです。
単純にディスカウントにだけ応えることはせず、作業量を調整することで納得してもらう。
クライアントとの関係の築き方は、多くの方にとって参考になるのではないかと思います。


クライアントからのコメント記事では、レストラン・ホテル・クリニックの経営者に取材。
経営者は、デザイナーの業務に対してどのような価値を感じているのか。ぜひ誌面にてご確認ください!
また、飲食店プランナーの朝里勇人さん(アビリティアソシエーション)、
施主と設計者を結ぶマッチングサービスのシェルフィーの運営に携わる松井将浩さん(シェルフィー)に話を聞き、
“第三者の立場から見た設計料”というテーマで作成したレポート記事も必見です。


商店建築9月号は、8月28日(火)より書店に並びます。
ぜひお手に取ってご覧ください!


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商店建築2018年9月号
https://www.shotenkenchiku.com
特別企画/改めて、設計料を考える
業種特集1/ファッションストア
業種特集2/肉料理レストラン
緊急特集/杉本貴志の商空間デザイン(前編)
表紙:アーカイブストア
2018年8月27日発売
定価2,100円



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