いつもご愛読、ありがとうございます。
ホント暑いですね。
暑すぎて、さすがにこの時期、私たち編集部も、建物の外観撮影は厳しいですね。。。
 
 


新しく出来たホテルを視察しに行ってきました。「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」です


ところで、先週、新しく出来たホテルを視察しに行ってきました。
1階に広いロビーラウンジ、レストラン、カフェ、コワーキングスペースが広がっていて、非常に気持ちいい空間なんです。
スケール感もゆとりも、今まで日本になかったホテル、という印象。
ここは、ブルックリンか!? という感じですね。
で、暑い日だったので、そのラウンジ内のカフェにあった、エスプレッソと炭酸飲料を混ぜたドリンクを飲んでみたんです。
これが、美味しいんです。爽やかで、味わい深くて。
今までもカフェなどで飲んだことはあったのですが、今回は、なんか違う。
強烈な外気の暑さや、ラウンジ空間の気持ちよさも一役買っていたのかもしれません。

 
 


エスプレッソトニックを飲んだのはこのカフェです。とても広いラウンジの一角にあります


   
とても美味しかったので、さっそく帰宅してから、自宅で作ってみようと挑戦しました。
エスプレッソマシンが無いので、思いっきり濃く抽出したコーヒーと炭酸水を混ぜてみます。
はい、全然うまくいきませんでしたよね。笑
なんというか、むしろ予想外の息苦しい感じの味に出来上がりましたね。。。
ホテルで飲んだ時の、あの爽やさが微塵もないぞ、と。
味の無い炭酸水を使ったのが良くなかったようです。たしか、カフェで飲んだ時には、もっと甘かった。
そうか、調べてみると、柑橘系の甘みが加えられたトニックウォーターを使わないといけないようです。
トニックウォーターを探して買ってくるべきか、それに似たものを自分で作るべきか。
再挑戦してみます。
   
  
 

   
  

、、、というか、このトニックウォーターの話、なに??
って感じですよね。
 


いつも前置きが長くて、すみません。
 
なぜこんな話を書いたかというとですね、最近つくった特集企画について書いてみようと思ったからなんです。
タイトルは、特集「D.I.Y. & COST CONTROL DESIGN 〜付加価値を生み出すコストコントロール設計手法」
すみません、ちょっとタイトルも長いですよね。。。
一言で言いますと、「費用対効果の良いデザインって、どうすればできるの?」っていう特集です。

 


特集「D.I.Y. & COST CONTROL DESIGN 〜付加価値を生み出すコストコントロール設計手法」


特集「D.I.Y. & COST CONTROL DESIGN 〜付加価値を生み出すコストコントロール設計手法」


特集「D.I.Y. & COST CONTROL DESIGN 〜付加価値を生み出すコストコントロール設計手法」。工事費も明示しました


  
「月刊 商店建築」2018年7月号をお手持ちの方は、ご覧ください。
https://www.shotenkenchiku.com/products/detail.php?product_id=316
この特集では、比較的、施工費が少ない場合でも、工夫して設計したりDIYをしたりすることで、価値ある店舗がつくれる、という事例をたくさん載せています。
 
もちろん、店舗を出店することはビジネスですから、投入できる資金がたくさんあれば、それはそれでよいのですが、必ずしも潤沢な開業資金が用意できるわけではないですよね。
というか、ほとんどの場合、予算がない。
特に、初めて出店するオーナーさんであれば、なおのこと、予算を準備しづらい。
でも、そうしたオーナーさんも、空間デザイナーの皆さんに相談しに来たり、設計依頼をしてくれることがありますよね。
ということは、そのオーナーさんは、予算はさておき、心の中では、「長く続いて、繁盛する、良い店をつくりたい」と考えているわけです。
そうなると、空間デザイナーの皆さんにとしては、「オーナーさんの気持ちに、なんとかして応えてあげたい」と思うことも多いのではないでしょうか。そんな時こそ、デザイナーさんの腕の見せ所ですよね。
この特集には、そんな事例がたくさん載っています。
 
参考にしていただけるよう、今回は、「総工費」と「工事費の坪単価」を、特集内の掲載物件すべてで明示しました。


オーナーと設計者がセルフビルドした。ネット通販で建材を調達してみた。「居抜き店舗」では、できる限り既存の建材や設備を使いながら、デザインの工夫で改修前とまったく違うイメージの店にした。センス良く「余白」をたくさん残すことで、工事費を抑えたのに、むしろカッコよく見える。
そんな店を集中的に掲載しました。
 
 
 


特集「D.I.Y. & COST CONTROL DESIGN 〜付加価値を生み出すコストコントロール設計手法」


 
 
特集タイトルに、「DIY」とあるように、オーナーや設計者でセルフビルドした店もいくつも登場します。
DIYって、実際には、時間とエネルギーがすごくかかるから、本業もやりながら、DIYで店をつくるって、かなり大変な作業なんですよね。
DIYをうまく使ったローコスト施工で、飲食店経営者を成功に導いてきた、デザイナーの相原憲太郎さんは、この特集の中で、「DIYは、決してラクではないから、誰にでも薦められる方法ではない」と断言しています。
記事(P138)を読んでいただくと、そのことの意味が伝わってきます。DIYの大変さと、そして、それがうまくいった時の大きな効果。
 
 
 
DIYで、自分の手を動かして試行錯誤しながらつくる作業をすると、そのプロセスには、発見があって楽しい面もあるでしょうし、出来上がったものに愛着が湧くんですよね。

そうなんですよ、「自分の手を動かして試行錯誤しながらつくる」ことは、手間暇がかかるけれど、楽しいし、記憶に残るよなあ。さほどお金を使わなくても、自分で工夫や試行錯誤することで、それをカバーできたりするよな。むしろ、「制作プロセスのこの部分をちょっといじってみると、既製品には無かった味わいが出るぞ」ということに気がついたりもしますよね。
と思いながら、この特集の誌面を読み返していて、ふと、先週のトニックウォーターのことを思い出したんです。
やっぱり長かったですね、すみません。。。
 
 
ローコストでもこんなに工夫ができる。という設計事例に興味ある方は、7月号をご覧ください。
https://www.shotenkenchiku.com/products/detail.php?product_id=316




こんなセルフビルドのプロジェクトも掲載しました


人気のベーカリー特集


  
 
あと、簡単に、7月号の内容だけ、ご説明しますね。
7月号は、盛りだくさんです。
上記のローコスト特集の他にも、3本の特集を詰め込みました。
 
業種特集1/ベーカリーカフェ&新世代のパン専門店
業種特集2/現代の寿司空間
レポート/ミラノ・デザイン・ウィーク2018

  

この3本です。
特に、ベーカリーに関しては、この1年くらい、デザイン性が高い店や、ブランドイメージをうまく打ち出した食パン専門店など、個性的な店が次々と全国にオープンしているという印象があります。
設計者の方々からも、「ベーカリーに関する資料がほしい」という声もよくいただくようになりました。


寿司店は、カウンター詳細図面が満載。保存版です


「業種特集2/現代の寿司空間」では、他のメディアでは見られない「カウンター詳細図面」をたくさん載せました。


ミラノサローネをレポートしました


「レポート/ミラノ・デザイン・ウィーク2018」からは、最新のデザイントレンドを感じ取ってください。
デザインジャーナリストの土田貴宏さんが毎年寄稿してくださる考察が、とても示唆的で、きっとあなたの仕事にインスピレーションを与えてくれるはずです。


 
 
 
最後に予告です。
もうすぐ発売の8月号では、「プレゼンテーション特集」をやります。注目のあのデザイナーが施主にどんなプレゼンをしているのか、誌面でお見せします。
ただいま制作中の9月号では、読者の皆さんからリクエストが多い「設計料 特集」をやります
どうぞお楽しみに。
 
 
皆さんも、夏バテや熱中症に気をつけて、夏の毎日をエネルギッシュにお過ごしください。〈塩田〉
 
 
 

 
 
 
 
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日本で唯一、店舗デザインの最新事例とセオリーが学べる月刊誌「月刊 商店建築」。
最新号は2018年7月号。
こちらでも、目次のチェックやご購入ができます。
https://www.shotenkenchiku.com/products/detail.php?product_id=316





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