8月号/丸太が割れて宙を飛ぶ!
2014/08/25 月刊商店建築
こんにちは。
毎月ご愛読ありがとうございます。
今日は、焼き肉店の話です。
その前に、恒例の(?)街歩き情報です。
千葉県・舞浜に今月オープンしたハワイ発の「カフェカイラ イクスピアリ店」。先日、内覧会に行ってきました。表参道店が、平日でも1、2時間待ちの行列ですから、日本2号店のイクスピアリ店もきっと大行列でしょう。確かに、パンケーキ、エッグベネディクト、ロコモコ、アサイーボウルなどは大変ヘルシーで美味しく、行列ができる理由も分かりました。ディズニーランド方面へ行かれる際には、大変オススメです。
さて、今日の本題は、「丸太が解体され浮遊する照明オブジェ」。
最新号の「商店建築」2014年8月号の78ページをご覧ください。
橋本夕紀夫さんの設計による「焼肉トラジ 麻布十番店」(↓)が載っています。
どうですか。
橋本さんの事務所にお邪魔して、この写真を見せていただいた時、驚きました。「これはCGなのか写真なのか」「どうやってつくられているんだ」と。
詳しくは、本誌をご覧ください。
設計を担当された橋本夕紀夫デザインスタジオの松本真一さんのコメントから、コンセプトが明快に伝わってきますので、以下にお載せします。
「韓国の伝統家屋の屋根を支える下地にはよく丸太が使われており、丸太をこのお店の象徴となるものとして見せられないかと考えた。ここでは店内の中庭に見立てた土間の空間の上部に、古びた丸太をディスプレイしているのだが、あたかも空中で解体しているさまをイメージし、丸太の持つ力強さを強調した」
その造作照明の下には、漆塗りの無垢材を使ったビッグテーブル席があります。
夏です。焼き肉とビールを堪能して、日頃の仕事の疲れを癒やしたい方は、ぜひ「焼肉トラジ 麻布十番店」へ! あっ、酔っ払う前に、空間デザインをしっかり観察しておいてくださいね。
焼肉トラジ 麻布十番店
東京都港区麻布十番1-10-3 モンテプラザ2階
なお、橋本夕紀夫さんは、この「焼肉トラジ 麻布十番店」に限らず、日頃から木材を独創的な形で空間デザインに生かしています。木材の使い方に関して、橋本さんはどんなデザイン理念を持っているのでしょうか。「商店建築」2014年6月号P104ページで、橋本さんらベテランデザイナーの方々に「和食店における木材使用の極意~デザイン、施工、メンテナンス」というテーマでインタビューしました。
http://www.shotenkenchiku.com/blog/shuzai/entry-591.html
http://www.shotenkenchiku.com/products/detail.php?product_id=224
更に、最新号8月号には、なんといっても「特別企画/木質系マテリアル」という大特集がありますから、木材とデザインのトレンドにご興味ある方は、お見逃しなく!!
これらを合わせて読めば、木材をデザインで生かすための理念とテクニックがバッチリ学べます。受験生のように、夏の時間を生かして勉強して、ライバルに差をつけてください。
日本で唯一、店舗デザインの最新事例とセオリーが学べる月刊誌「月刊 商店建築」。
最新号は8月号。
こちらでも、目次のチェックやご購入ができます。
本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。〈塩田〉
盛りだくさんの8月号、ぜひ手に書店で取ってご覧ください!
また商店建築ホームページでもお買い求めいただけます。
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月刊商店建築8月号
定価:2,100円(税込)
2014年7月28日発売
新作/虎ノ門ヒルズ
オノミチ U2
焼肉トラジ 麻布十番店
特別企画/木質系マテリアル
業種特集1/ジャパニーズダイニング
業種特集2/アミューズメント空間
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