11月号「心地良く滞在できるトイレスペースデザイン」のご紹介!
2018/11/01 月刊商店建築
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
11月になり、今年もあとわずか……。
夜は冷えるようになってきましたね。
さて、本日は商店建築2018年11月号のトイレ特集について、中身を少しご紹介いたします。
今回のトイレのテーマは、「心地良く滞在できるトイレスペースデザイン」です。
昨今では、公共的なトイレでさえ、「綺麗で当たり前」というようになり、これまで以上に空間として快適な演出や付加価値が求められています。
例えば、「東京ミッドタウン日比谷」では、身だしなみを整えるドレスルームを男女トイレどちらにも設けたり、トイレ前スペースに待合を設けることで、小休憩ができるようになっています。そういった小さな気遣いの積み重ねが、心地良さへつながり、それをきっかけに施設や店舗の滞在時間を伸ばすきっかけになるのかもしれません。
特集の中では、トイレのピクトサインやアプローチ空間にもフォーカス。
11月号の新作コーナーでもご紹介している「Ginza Sony Park」や渋谷のフードホール「MAG7」、シェアハウスの「桶屋」など、さまざまな業種の事例を7題まとめています。
常にオンラインの現代では、トイレはオフラインになる場の一つ。
トイレアプローチの演出は、気持ちのオン・オフを切り替える前の緩衝材になり得ます。
デザイナーや設計者の方への取材の中でも、「落ち着ける」や「心地良い」と言ったコメントが多く聞かれ、用を足すだけでなく、気持ちを切らさずに小休憩できるトイレが求められているように感じました。
◎トイレ特集内でご紹介した物件
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・東京ミッドタウン日比谷(18年6月号)
・アーティザンテーブル・ディーン&デルーカ(18年5月号)
・うかい亭 高雄(18年9月号)
・鎌倉以ず美 銀座
・ヘップファイブ
・タカシマヤ ゲートタワーモール
・サンリオピューロランド ディスカバリープラザ トイレ
・マグセブン(18年8月号)
・桶屋
・銀座ソニーパーク(18年11月号)
・小田急電鉄新宿駅西口地下改札内トイレ
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トイレスペースは直接的にお金を生みませんが、そこで店舗や施設の付加価値をどのように演出するかは、デザイナーの腕の見せ所の一つではないでしょうか。
人気のカフェ特集に合わせて、是非、こちらもお見逃しなく。
〈柴崎〉
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