商店建築2014年1月号では、空間デザイナーの方々が遭遇しがちなトラブルに関して、弁護士さんから明快な誌上レクチャーを受けられます


こんにちは。
毎月、ご愛読ありがとうございます。
 
先日、東京・青山にオープンした「サニーヒルズ」へ行ってきました。
台湾発のパイナップルケーキ専門店です。店舗の設計は、建築家の隈研吾さん。
シンプルなパイナップルケーキが大変美味しかったです。ホットな烏龍茶と一緒にどうぞ。
 東京都港区南青山3-10-20





さて、本題に入りましょう。
今日のブログのテーマは、「知らなかった」では済まされない法律の話。
 
突然ですが、設計者の皆さん。
次の五つの質問に答えられますか?
特に、法律的な観点から、自信を持って答えられますか?
 
 
【Question】
Q1:コンペの提出が重なり、所員の残業時間が月150時間になってしまいました。これって違法ですか?
Q2:基本設計図、完成予想パース、模型まで施主に納品したのに、プロジェクトが中止になり、設計料を支払ってもらえませんでした。こんな時、どうすればいいのでしょうか? また契約時の対策は?
Q3:独立前の所員時代に担当していた施主から、独立後も継続して設計依頼を受注しました。すると、事務所のボスから「施主を奪った」と訴えられました。法律的に問題あり?
Q4:海外のクライアントから設計依頼を受けました。契約時に注意すべき点は?
Q5:レストランに設置した照明器具が落下し、客が怪我をしました。設計者が訴えられることはありますか?
 


1月号114ページ。設計者の方々が知っておななくてはアブナイ法律の話を、専門的に、しかし明快に分かりやすくお届けしています。

 
 
 
何問できましたか?
2問?
いやいや、3問?
それでは、ちょっとアブナイです。。。
将来、独立しようと考えているデザイナーさん、知っておかないと、思わぬトラブルに巻き込まれて、肝心の設計業務どころじゃなくなるかもしれません。
 
 
では、答え合わせです。
目から鱗を落とす準備はできましたか?
では、「商店建築 2014年1月号」114ページを開いてください。

そこに載っている”誌上レクチャー”で、上記のトラブルに関して、法律の専門的な観点から、かいつまんで明快に分かりやすく考え方を提示しています。
レクチャーしてくださったのは、弁護士の高橋宏行さん。高橋さんは、コンテンツ産業やソフト産業の法務、そして、クリエイティブ産業の海外進出に関する法務の経験が豊富です。
文字数が限られていますから、覚えておくべき基礎用語と、考え方の枠組みにだけポイントを絞って、お話を聞きました。
 
 
インテリアデザイナーや建築家の方々が独立し、自身の事務所を構える時、自分の権限で設計活動ができる醍醐味を得ると同時に、経営者として、どうしてもビジネス上のトラブルにも向き合わねばなりません。
そんな時、法的な考え方を少しでも知っていると、専門家の方に相談するにしても、相談しやすくなります。
そこで、デザイナーの方々が独立前後に遭遇しそうなトラブルについて、法律的な観点から高橋宏行さんにアドバイスしていただきました。そんな記事です。
  
  
ある設計者の方にこの五つの質問を見せたところ、「あるある、こういうトラブル、よくありますよ~!!」とのこと。
独立したてのデザイナーさん、そして、将来独立したいと考えているデザイナーさん、必読です。



  
  
  
最後に一つ。
ちょっと制作側の裏話です。
じつは、この誌上レクチャーは、「商店建築 2014年1月号」の新年特別企画の中で、息抜きのコラムを設けるつもりでつくった記事です。
タイトルは、「デザイン事務所設立前に知っておきたいルールと慣習」。中身は、三つのセクションに分かれています。「事務所設立編」「コミュニケーション&プロモーション編」「トラブル編」。この三つ。
そうなんです、今日紹介した誌上レクチャーは、「トラブル編」の中身なんです。
  
「事務所設立編」「コミュニケーション&プロモーション編」にも、若手デザイナーの皆さんが独立前に知っておくと便利なお役立ち情報を集めました。既に独立数年を経て活躍している店舗デザイナーの方々の生の声を集めています。

ところが、息抜きのコラムコーナーをつくるつもりが、取材先の方々の話が面白すぎて、緊張感のある濃密な内容になってしまいました。。。すみません。息抜きにならないです。イッキに読みきってしまうはずです。
  
  
それはさておき。
なぜ、「デザイン事務所設立前に知っておきたいルールと慣習」なんていうテーマで記事をつくったのか。
それは、独立する若手デザイナーのあなたに、より多くの時間をクリエイティブな設計業務に使ってもらいたいと考えているからです。無用なトラブルに極力巻き込まれず、デザインという本業に最大限の時間とエネルギーを投資してほしい。そう考えながら、誌面をつくりました。
 
では、そんな「本業以外の作業」を軽減するためにどんな方法があるでしょうか?
そのために本業で忙しい皆さんに代わって各種資料を整理して誌面にするのが、私たちメディアの任務の一つです。
 
というわけで、店舗デザインで何か困ったことが発生したら、まずは、お手元の「月刊 商店建築」を。
 
 
今日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。〈塩田〉


 
 
 
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月刊商店建築1月号
2,040円(税込)

新年特別企画/NEXT GENERATION ─ 次世代のストアデザイン
新作/ルイ・ヴィトン 松屋銀座店
業種特集/ファインダイニング&レストラン



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