今年からデザイン事務所や設計事務所で働き始めた、新人デザイナーの皆様!
10分だけください。
今日は、「デザインの教科書」に関する話題です。
 
  
ところで、ゴールデンウィークは、ゆっくり休めましたか?
たくさんインプットできましたか?
GWが明けて、いよいよ、「さあ、まわりの先輩や同僚に負けないよう、どんどん仕事を憶えなくては!」と、エンジンがかかり始めている時期ではないでしょうか。
  
 

 
えっ?
まだ連休に遊びすぎて、頭がボーっとしている?
それは、いけません。
こうしている間にも、ライバル達はどんどん成長しています。
でも、本当に勉強して成長している人って、勉強している雰囲気をあまり表に出さないんですよね。。。
で、気づいた時には、そういう一部の人が、めちゃくちゃ前を走っていて、頭一つ、いや二つくらい抜きん出ている。
さらに数年後、そういう人達が、事務所や会社の設計部をリードして、エキサイティングな仕事を次々と手掛け、事務所の代表作をつくっていく。
そうなると、もはや、まわりの「その他大勢の人々」は追いつけない。
 
どうでしょうか。
学生時代なんかを思い出してみても、そんな感じではないでしょうか?
 
私達としては、「月刊 商店建築」読者の皆様に、「その他大勢の人々」ではなく、「前を走っている人」になってほしいんです。
「前を走っているデザイナー」になるためには、少なくとも、以下が必要です。

・各業態(レストラン、ホテル、ショップなど)の空間設計において、「普遍的なセオリー」と「最新のトレンド」の両方を押さえる。
・その上で、その業態において、どんな点が課題なのか(つまり、どこに手を加えるとブレイクスルーできそうか)を考える。
・その点を見つけたら、そこに知恵とエネルギーを注ぎ込む。
 

と、こんな感じでしょうか。
でも、いきなり、こんなこと言われても、「具体的に、どうすればいいんですか??」って、話ですよね。
 
自力で情報収集して勉強しようとしても、日々の業務が忙しいですよね。
もちろん、日々の業務を通して多くの実践的な知識を学べますよね。それはすごく大事です。
けれど、実践的な知識は、往々にして、部分的な知識になりがちで、その知識を全体像の中に体系的に位置づけることが難しいですよね。
 

じゃあ、どうすればよいか。
一番手っ取り早くて効率的なのは、既にまとまっている資料を眺めることです。
  
そこで、こんな資料リストをつくってみました。
 
「新人教育におすすめ!! 実務書&ビジュアル本10選+α」
 http://www.shotenkenchiku.com/mailm/?id=00140
 
  
もちろん、新人デザイナーの方々には、お読みいただきたいのですが。。。
しかしそれ以上に、実は、新人デザイナーを指導する立場にあるベテランデザイナーの皆様や上司の方々にこそお読みいただきたいんです。
そう思いながらリスト化しました。
もし新入社員のデザイナーから「あれっ、先輩も、意外に表面的にしか理解していないじゃん」って思われたら、悲しいじゃないですか。
やっぱり、「さすが、先輩は、店舗デザインの全体像を理解した上で、日々のデザイン業務をやっているんだ。だから、施主の前でも、当意即妙な答えを返せるのか。私も、そうなりたい」って思われたいじゃないですか。
そうしたら、きっと新入デザイナーの皆さんも、自発的に学び始めますよね。
 
 
というわけで、今回は、「飲食店の店づくり」「人気業態セレクション」といった切り口でまとめました。
 http://www.shotenkenchiku.com/mailm/?id=00140
 
 
 





 
 
最後に一つ。
新人デザイナーの皆様は、ぜひ「月刊 商店建築 2018年4月号」をご覧ください。
〈新人デザイナー応援企画「GO FOR IT!FRESHMAN」〉というコーナーをつくりました。
先輩デザイナーからの熱いメッセージを集めました。
本日のブログで、こうして「勉強が大事」みたいなことを書きましたが(いや、それもすごく大事なんですが)、それ以前にもっと大事なことがあります。
それは、
「デザインの仕事は面白い!」という熱い想い。
「自分はなぜデザインを仕事にしているのか」という大義。
「店舗デザインを通して、施主やお客さんにどんな価値を提供するか」というビジョン。

この三つです。
 
少なくともこの三つを、インタビュー特集〈新人デザイナー応援企画「GO FOR IT!FRESHMAN」〉から感じ取っていただきたいと思っております。
 
  
 



ちなみに私自身、連休明けで、まだ頭がボーっとしていたのですが、このブログを書いていたら、徐々にシャキッとして、気合いが入ってきました。笑
本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

新人デザイナーさん向けの教科書は、こちらです。
http://www.shotenkenchiku.com/mailm/?id=00140
〈塩田〉




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