撮影/太田拓実


こんにちは。ミラノサローネレポート掲載の6月号が発売されました!
今日はミラノデザインウイーク期間中、トルトーナ地区のスーパースタジオ・ピューでインスタレーションを行った、AGC旭硝子の「GLACIER FORMATION」の様子を紹介します。写真はすべて太田拓実さん撮影によるものです。

ここでは、プロジェクター用のガラススクリーン「Glascene(グラシーン)」と、液晶モニターをガラスに直接貼り合わせることで反射が少ない映像表示を実現した「infoverre(インフォベール)」を用いて、映像の中に入り込むような幻想的なシーンが展開されました。

演出を手掛けたのは、LUFTZUGの遠藤豊さん。会場デザインは建築設計事務所ARTENVARCHの川島範久さんと佐藤桂火さん、映像デザインはQUBIBIの勅使河原一雅さん、会場音楽はWHITELIGHTの堤田祐史さんという多彩なクリエーターがそれぞれを担当。



「Glascene(グラシーン)」は、プロジェクターによる映像を鮮やかに映し出す透明ガラススクリーン


「infoverre(インフォベール)」は、このようにガラスに直接モニターを貼り合わせることでクリアな映像表示を実現

氷河(グレイシア)から発想された、無数のガラススクリーンを自立させた会場には、7カ所に設けたプロジェクターから色鮮やかな映像が映し出されていました。ここでは、グラシーンと高透過ガラスを組み合わせることで、映像が映し出されたガラス面と、透明なガラス面がランダムに現れます。

 

会場デザインを手掛けたARTENVARCHのお二人によると、60度の角度で組み合わせたガラススクリーンは、すべて映像の透過と投影面を考慮してレイアウトされているとのこと。高機能ガラスによるインスタレーションは、建築の外装ガラスやサイネージと空間デザインが密接にかかわってくる未来を予感させるものでした。

 

詳細は、商店建築15年6月号の誌面をぜひご欄ください!!


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