19年8月号「通巻800号記念 特別企画」をご紹介!
2019/07/31 月刊商店建築
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
ここでは、最新号(19年8月号)の特別企画「通巻800号記念 特別企画」の内容をご紹介します!
『商店建築』は、1956年の創刊から最新号の8月号で通巻800号を迎えました。
これまで誌面では、ブティックやカフェ、オフィスなどさまざまなジャンルの事例を掲載してきました。
その中でも「ホテル」という業種は、景気やライフスタイルなど、
時代の潮流を反映してきた業種と言えるのではないでしょうか。
そこで、8月号では「ホテル」だけで、約60年に渡るインテリアデザイン史を振り返ってみました。
まず、注目していただきたいのは二つの特別寄稿です。
ホテルジャーナリストの永宮和美氏、トラベルジャーナリストの寺田直子氏による、それぞれの記事。
永宮氏には特集の導入として〈1960年代〜2000年前後〉を、
寺田氏には、少し先の未来の流れまでを見越した〈2000年代以降〜〉の日本のホテルについて、
時代の流れに沿って解説してもらいました。
ホテルトレンドと社会的背景を時系列で振り返ることができます。
文章がメインの内容ですが、一読の価値ありです。
◎次にご紹介するのは、「写真で振り返るホテル年表&インタビュー」です。
ここでは、これまで掲載してきたホテルを時代ごとに三つのパートで紹介する年表と、
ホテル設計を手掛けてきた6名の設計者へのインタビューを掲載しています。
長年ホテルの設計に携わってきた北原進氏や浦一也氏には、
60年代や70年代といった時代ごとの現場の空気感についてもお話いただきました。
なぜホテルが必要とされたのか。
なぜホテルを設計することになったのか。
客室はどう変化しているのか。
などなど……。
キャリアを積んだお二人だからこそ、語れる内容が詰まっています。
また、深津泰彦氏(ヤズデザイン インターナショナル)、若狭明宏氏(ハーシュ・べドナー・アソシエイツ)、小坂 竜氏(A.N.D.)、寶田 陵氏(the range design)には、エポックメイキングだと思ったホテルを振り返っていただきました。
彼らが若い時に感動したホテル体験とは何か。
原点に立ち返り、そこからホテルデザインに大事な要素を改めて考えてもらいました。
800号記念企画は9月号でも続きます。
8月号と合わせてご覧いただければ幸いです。
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