「OUT」設計/A.N.D. 撮影/ナカサ&パートナーズ


皆様いつもご愛読くださりありがとうございます。
商店建築8月号では、フードホールや複合書店の他、
「ハイエンドカフェ&カジュアルダイニング」の空間を掲載しています。

“ハイエンドカフェ”は、今回新たに設けたカテゴリーです。
カジュアルなデリ業態だけれど、マテリアルやカラーが洗練された空間を持つ。
こだわりのペアリングワインを提供しているけれど、仕上げ材は木や古材を多用して親近感を感じる。
朝昼はカフェ営業しているけれど、夜は明かりを落として雰囲気がガラッと変わるオールデイダイニング。

一つのくくりでは縛れないような、複数の顔や印象を持つ店が増えています。
そんな、カジュアルさもラグジュアリーさも併せ持つ飲食店を
ハイエンドカフェ&カジュアルダイニングと銘打って、8事例をそろえました。

▼ラインアップ▼

◎ LUBINA(設計/ベイリーフ)
◎ BUVETTE(設計/船場)
◎ Nouvelle Ethnique ATHA(設計/パズル)
◎ PARIYA 赤坂(設計/ジャモアソシエイツ)
◎ cucina italiana kaiki(設計/ハイブライト バレー)
◎ OUT(設計/A.N.D.)
◎ MYPLACE CAFE & BAR(設計/橋本夕紀夫デザインスタジオ)
◎ THE MARKET F GRAND HYATT FUKUOKA(設計/A.N.D.)



2018年4月にオープンした、環境エリアを中心に商店建築6月号で掲載した商業施設「東京ミッドタウン日比谷」内の店舗もご紹介しています。
「LUBINA」は、シーフードを中心とするスパニッシュレストランで、店内には船や海などほうふつとさせる要素が点在しています。

食事も楽しめる寸法に配慮したカウンター席背面にあるのは、アールデコ調のエレベーターを模したバーディスプレイ!
ここではクラフトビールの他、まだ日本ではあまり見掛けない、クラフトカクテルが提供されます。
お店でリキュールやシロップなどを手作りしているそうです。ぜひご賞味あれ。
段差や躯体の柱をうまく利用し、さまざまな席がつくられた同店。
訪れる度に発見があるつくりになっています。


1階メインエントランス前に構える「BUVETTE」は、ニューヨークが本店のオールデイダイニングです。
デザインコンセプトは「カジュアルなワインバーと古き時代のヨーロッパのカフェの融合」。
中央にL字型のバーカウンターを設けたことで、奥へ奥へと続いていく入り組んだ動線になっています。
床の段差や天井造作によって、奥行きのある空間には変化が付けられ、「LUBINA」同様に何度も訪れたくなるような空間です。

ブログではご紹介していない6店も、業態や空間における潮流が感じられる店舗ばかり。
ぜひ書店にてお手にとってご覧ください!


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商店建築2018年8月号
業種特集1/進化し大型化するフードホール
業種特集2/ハイエンドカフェ&カジュアルダイニング
特別企画1/デザイン意図が伝わる、プレゼンテーション&コミュニケーション術
特別企画2/人を呼び込む“滞在型”複合書店
表紙:ブヴェット
2018年07月27日発売
¥2,100
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