東京・リビングデザインセンターOZONEで、早稲田大学創造理工学部建築学科の有志による 「New Horizontal Hold 腰掛けから建築へ展」 が開催されている。

会場には、「この建築に座るとどうなるか…この腰掛が基礎を持っているとしたらどんな建築になるか…」「実物の腰掛け✕建築=New Horizontal Hold」といったテーマをもとに製作された腰掛けが並ぶ。
腰掛けのスケールに変換された、新旧の有名建築、建築案を、観覧客が座って体感できる展示はとても楽しい。出展者の瀬尾さんは、「例えばキレスベルグタワーを基にした腰掛けは、溶接をせずにワイヤーのテンションで実際の建築と同じようにつくっています。そうすることで、その構造、建築のことをより体で感じることができました」と話す。
なお、3月17日、18日には、建築家などによる連動シンポジウムも開かれる。


キレスベルグタワー(マイク・シュライヒ)の構造を用いた腰掛け


孵化過程・設計案(磯崎新)


京都国際会館・設計案(菊竹清訓)


東京スカイツリー


ローマの水道橋


クラウンホール(ミース・ファン・デル・ローエ)

New Horizontal Hold 腰掛けから建築へ展

会期/〜2012年3月20日
時間/午前10時30分~午後7時
会場/リビングデザインセンターOZONE 7階 入場無料
お問い合わせ/(03)5322-6500
※シンポジウムの詳細は以下のWEBページより
http://www.ozone.co.jp/event_seminar/event/detail/1274.html
http://newhorizontalhold.wordpress.com/

出展者/瀬尾憲司、小田切駿、滝本信幸、青木若菜、宇田川理奈、田熊隆樹、田中智、藤森慧(早稲田大学創造理工学部建築学科二年)、小林千尋(早稲田大学創造理工学部建築学科三年)
協力/中谷礼仁(建築史家/早稲田大学理工学術院創造理工学部建築学科准教授)、福島加津也(建築家)

〈高柳〉



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