今回は発売中の1月号で取材した、ブルガリ銀座タワー5周年記念「イタリア至高の輝き展」(2012年11月10日〜12月30日)を特別動画(撮影/神宮巨樹)を交えてご紹介します。
ブルガリの歴代ジュエリーをアーカイブで見せる展覧会で、貴重なジュエリーを一堂に集めた店舗内での展示は、同ブランド初の試みでした。

展示の演出作品を手掛けたのは、音や映像、光の要素を用いたインタラクティブアートを手掛ける松尾高弘氏。
同展のために制作した、ジュエリーをより魅力的に引き立てる3作品を発表しました。


展覧会場に入ってまず最初に出合う「Jewelley Light Box」は、ジュエリーが収められたアクリル箱の前に人が立つと、箱に投影された映像が動き出すという作品。
「蛇」と「コイン」をモチーフとした2タイプが設置され、それぞれストーリー性のある映像と音により、ジュエリーとの出合いをより印象的なものにしてくれます。

「History Book」は、机に置かれたブルガリの図録をめくっていくと、ページ内のジュエリーが光り、まるで本から抜け出したかのようにスクリーン上に映像が流れていく作品です。縦長のスクリーンにジュエリーが流れていく様子は、過去と現在これからというブルガリの一本筋の歴史を表しています。


両脇にジュエリーが展示された通路の奥に設置された「Crystalize」。クリスタルをイメージした内照式アクリルの造作にジュエリーをディスプレイ、そこに一本の線を描くように静かに落ちる砂と、ゆるやかに変化する映像により、微細な動きを演出しました。


主役であるジュエリーに、驚きとアクセントを加え引き立てたインタラクティブアートたち。
発売中の商店建築1月号では松尾氏へのインタビューも交えて、展覧会の様子をレポートしています。ぜひ誌面でもご覧ください。

〈たまき〉

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