いよいよ開幕しますね、オリンピック。現在、好評発売中の商店建築7月号からロンドンの話題を一つ。水泳競技場「アクアティクスセンター」は、ザハ・ハディド・アーキテクツの設計です。そして、同じく、ザハ・ハディドによるショールーム「ROCA LONDON GALLERY」を、東京スカイツリーからの夜景が表紙の7月号で掲載しています。

取材に行った当時も欧州の玄関口、セントパンクラス駅ではオリンピックのシンボルマークが迎えてくれました。オリンピックパークのあるストラトフォード付近は大きく様変わりしています。美しい飛び込み台を見たくて訪れた「アクアティクスセンター」では、予選会開催中で中には入れず残念。


セントパンクラス駅


オリンピックの水泳競技場「アクアティクスセンター」もザハ・ハディドによる設計


オリンピックパーク横にオープンした大型モール「ウェストフィールド ストラトフォードシティー」を闊歩する写真家の高木康広さん

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そして、7月号掲載の「ROCA ロンドンギャラリー」は、一目みたら忘れられないこの空間! 
全体に貫かれたデザインテーマは“Movement of Water”。

ザハ・ハディド・アーキテクツによる建築の醍醐味は、やはりそのダイナミックな造形。巨大な建築になれば、その迫力に唖然としてしまうかもしれません。しかし、ROCAロンドンギャラリーでは、その造形が圧倒的な密度感で身体に迫ってくるのです。


水滴のような造形が連続する店内


エントランスを一歩入ると、洞窟のような空間体験がスタートします


ミーティングルーム前の通路には映像が映し出されています


真っ白いレセプションカウンター

天井の造形が光で浮かび上がり、洞窟のような暗部と、ホワイトアウトした部分が対比的に並んだレイアウト。店内を何度も行ったり来たりしながら、ビル内の1フロアであることなど忘れ、すっかり空間を堪能することができました。

このショールームに課せられた命題は、ROCAブランドの水まわり製品をただ見せるだけでなく、ROCAの革新性を印象づけること、ROCAのブランドバリューをさらに向上させることだったと言います。現在は、さまざまなセミナーやイベントにも使われ、デザインのハブとして機能していることからも、期待に応える空間となっていることは間違いありません。ぜひ7月号の誌面をご覧ください!! 〈山倉〉

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