商店建築5月号「ホテル&旅館」特集で掲載予定のホテル、「Sofitel So Bangkok(ソフィテル ソ バンコク)」と「Hilton Pattaya(ヒルトン パタヤ ホテル)」の一部を、一足先にご紹介します。

Sofitelはフランスに拠点を置き、世界中で展開するラグジュアリーホテル・チェーン。その別ブランドとして「Sofitel So Bangkok」はオープンした。タイ・バンコクのビジネス街に位置し、周辺にはショッピング街などにもアクセスのよい立地にある。建物は30階建てで、バンコク最大のルンビニ公園に隣接し、バンコクのビル街を望むことができる。
内装は東洋の5要素といわれる「水、土、木、金、火」をテーマにデザインされ、それぞれを5人のタイ人デザイナーが担当している。


1階エントランス。


9階メーンロビー。スチールパンチング板が壁と天井を覆う。


ロビーに設けられたバーカウンター。


9階メーンロビーからの眺望。


Fireをテーマにした7階ビュッフェレストラン「RED OVEN」。


RED OVENのテラス席。壁面には、バンコクの街を描いたアート。


RED OVENに続くエレベーターホール。


RED OVENへのアプローチには水路が配され、ダイニングのにぎわいと対照的な静の空間を演出している。


ボールルーム前のスペースの壁には、アンティークの時計を掛けられた。

レストランRED OVENや9階メーンロビー、ボールルーム、1階エントランスなどを手掛けたPIAのRujiraporn Pia Wanglee氏は、「私は、火(Fire)のフロアを担当しました。しかし、具体的に火をモチーフにした意匠デザインではなく、火の持つダイナミックさや、情熱的なイメージを空間に表現しています」と話す。


PIAのRujiraporn Pia Wanglee氏

また、14階〜28階の客室は、3、4フロアごとに金(Metal)、木(Wood)、土(Earth)、水(Water)をテーマにデザインされた。
写真は上が木、下が水をテーマにした客室。



昨年発生した洪水の影響で、一部フロアはまだ完成に至っていないが(2012年3月現在)、竣工すれば客室238室やウエディング施設、大会議室などを備えた複合ホテルビルになるとのこと。(その2へ続く)

SOFITEL SO BANGKOK
www.sofitel.com
アートディレクション/Christian Lacroix
建築設計/OBA Architect
内装設計/August Design Consultant,  IAW CO Design,  IA49 Design,  Deca Atelier,  PIA interior



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