タイ、バンコク&パタヤのホテル取材 その1
2012/03/26 取材日誌
商店建築5月号「ホテル&旅館」特集で掲載予定のホテル、「Sofitel So Bangkok(ソフィテル ソ バンコク)」と「Hilton Pattaya(ヒルトン パタヤ ホテル)」の一部を、一足先にご紹介します。
Sofitelはフランスに拠点を置き、世界中で展開するラグジュアリーホテル・チェーン。その別ブランドとして「Sofitel So Bangkok」はオープンした。タイ・バンコクのビジネス街に位置し、周辺にはショッピング街などにもアクセスのよい立地にある。建物は30階建てで、バンコク最大のルンビニ公園に隣接し、バンコクのビル街を望むことができる。
内装は東洋の5要素といわれる「水、土、木、金、火」をテーマにデザインされ、それぞれを5人のタイ人デザイナーが担当している。
レストランRED OVENや9階メーンロビー、ボールルーム、1階エントランスなどを手掛けたPIAのRujiraporn Pia Wanglee氏は、「私は、火(Fire)のフロアを担当しました。しかし、具体的に火をモチーフにした意匠デザインではなく、火の持つダイナミックさや、情熱的なイメージを空間に表現しています」と話す。
また、14階〜28階の客室は、3、4フロアごとに金(Metal)、木(Wood)、土(Earth)、水(Water)をテーマにデザインされた。
写真は上が木、下が水をテーマにした客室。
昨年発生した洪水の影響で、一部フロアはまだ完成に至っていないが(2012年3月現在)、竣工すれば客室238室やウエディング施設、大会議室などを備えた複合ホテルビルになるとのこと。(その2へ続く)
「SOFITEL SO BANGKOK」
www.sofitel.com
アートディレクション/Christian Lacroix
建築設計/OBA Architect
内装設計/August Design Consultant, IAW CO Design, IA49 Design, Deca Atelier, PIA interior
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