首都大学東京、日野キャンパスでの卒制展へ
2012/02/14 取材日誌
2月上旬。首都大学東京の日野キャンパスへ、卒業制作展を見にいってきました。リビングデザインスタジオで教鞭をとっているのは、藤原敬介さんです。
正確に言うと、「首都大学東京 システムデザイン学部・研究科、インダストリアルアートコース・学域 卒業・修了制作研究展」。デザインだけを学ぶのではなく、広く社会のことまで含めてデザインを見つめていく授業が多いそうです。
ここまでが、リビングデザインスタジオ所属の4年生の作品です。他にも、照明や音の機能を組み合わせたプロダクトなど興味深いアイデアが多数。会場を案内してくれた櫻井さんの椅子は、座り心地も“たわみ”のクッション効果でかなり良い感じです。この完成度で、なんと自作! 脱帽です。
この3点は、修士論文とともに制作されていた展示です。ブルーの光を放つ「partition light」は、パーティションのように建築的な機能を持たせた照明とのこと。ELワイヤーを使ってました。
そのものの形で表す“家具”的な提案と、その考え方を提示する、巨大な模型たちに触れ、すっかり満足して会場を後にしようか、と思ったところ、他にも空間系の模型がいろいろ。
お名前を控えそびれてしまいましたが、他にもオノマトペ(擬声語)をテーマにした提案など、さまざまな空間の模型が。これらはスペースデザイン専攻の学生による作品でした。完成品を見るのもいいですが、このようなアイデアの原石に触れられる卒制展は、かなり刺激的でした。あと、Art & Design Studies Studioの「アート広告のアート性」をテーマにした論文もあり、充実してました。 長くなりましたが、以上! 次はどこに行けるでしょうか…
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