限られた面積の中でホテルのコンセプトを表現し、機能を満たすことが求められる客室は、設計者の腕の見せどころと言えるかもしれません。

商店建築6月号はホテル大特集。
図面集「1:50で見るホテル客室プラン研究」のコーナーでは、10件のホテル客室の詳細図面を1:50の寸法で掲載し、そのプランニングとデザインの工夫を読み解いています。




雪の結晶をイメージした六角形のモチーフに機能を持たせた「ホテルレオパレス札幌新館」(設計/イリア)。

特注ユニットバスでデザイン性と機能性を満たし、「茶室」のミニマルさを表現した「hotel koe tokyo」(設計/サポーズデザインオフィス)。

地下階に奥行きと広がりを感じさせる工夫が詰まった「京都グランベルホテル」(設計/UDS+the range design)。

客室内に自転車を持ち込める土間を設けた「ハタゴイン静岡吉田インター」(設計/橋本夕紀夫デザインスタジオ)

ハンギング機能付きの壁「ペグウォール」で、フレキシビリティーと遊び心を表現する「MOXY 大阪本町」(設計/ワイズ・ラボ)。

コンパクトな中に「和」の新しい提案が詰まった「ホテルフェリーチェ赤坂」(設計/ロイト)。

ワーキングデスク、ミニバーの機能を集約したテーブルを持つ「ハイアット セントリック 銀座 東京」(設計/ストリックランド)。

バスルームの工夫で客室内の回遊性を生んでいる「フォーシーズンズホテル京都」(設計/ハーシュ・ベドナー・アソシエイツ)。

さらに、今後オープン予定の「ザ エディスターホテル京都二条」と「変なホテル浅草橋」(共に設計/ヤズデザインインターナショナル)の客室も掲載しています。
共に客室面積は約10㎡。
狭小空間にさまざまな工夫が込められています。

客室に詰まったデザイン思想と解法を読み解き、実務の資料としてお役立ていただけると、嬉しいです!

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商店建築2018年6月号
東京ミッドタウン日比谷
LEXUS MEETS... HIBIYA
業種特集/ホテル
表紙:シャングリ・ラ・ホテル シンガポール
2018年05月28日発売
¥2,100



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