表紙は「THE RIGOLETTO Shibuya」です。こちらは巻頭の10Pでたっぷりご紹介しています！（設計／SWeeT　撮影／ナカサ＆パートナーズ）

発売中の最新号、特別企画は「”インバウンド対応型”商空間デザイン」。
訪日観光客の方々へ魅力的なアピールをする店舗を多数掲載しています。
そんな特集の取材では、編集部を飛び出し、訪日観光客の方々へ店頭インタビューを実施しました！！
誌面ではご紹介しきれなかった、突撃取材の一部を公開します！！

6月某日、午前10時。
編集部Kは、京都・祇園の「PABLO 京都八坂神社前店」に降り立ちました。
目的は一つ、特集内でご紹介するこちらのお店に来る観光客の方に、

・何が入店の決め手になったのか？
・どんなところが印象に残ったのか？

についてお話を伺うためです。
普段、なかなか利用者側の方とお話する機会が少ないため、興奮と少しの不安が入り混じります・・・

チーズタルト専門店「PABLO 京都八坂神社前店」（設計／スーパーマニアック　撮影／志摩大輔）

そんな不安も束の間、オープンとほぼ同時に入店し、
コーヒーとチーズタルトをテイクアウトした素敵な2人組をキャッチ！

お話を聞いたのは、アメリカ・オレゴン州から、
東京＆京都観光のため旅行中のコリンさん、ベロニカさん。

八坂神社参拝の前に、”朝食として甘いものとコーヒー”を探していたというおふたり。
バス停から降りてすぐ、ファサードに掛かるのれんの明るいイエローが目に入り、
「絶対においしくて甘そうなものが売っている！」と確信したとのこと。

ベロニカさん ;
「店の外に写真付きのメニューが置いてあって、入りやすかったし、店内の舞妓さんのグラフィックが気に入って、一緒に写真を撮りました！」と嬉しそう。

コリンさん ;
「日本はどのお店も独自の商品を打ち出していて、そのユニークさが楽しいです」とコリンさん。

お二人以外にも、韓国、中国、インドネシアの方にお話を聞いたところ、
圧倒的に多かった意見が、「ファサードの日本らしさが気に入って」というもの。
今回お邪魔した京都八坂神社前店の”千本格子”や”のれん”といった要素が、確実に入店のフックになっていました。

また、急ぎ足でお店に訪れた団体ツアー参加中の方からは、
「バスが次の目的地に出発する前の、限られた自由時間。素早くテイクアウトやお土産のラッピングに対応してくれたのが助かった！」との話も。
店長の方に確かめたところ、ツアーバスの駐車場からも程近いため、
大人数が詰めかける急なピークタイムが多々あるそう。そうした需要を想定したオペレーション体制も、肝要なようです。

親切にも取材にご協力くださった訪日観光客のみなさん、貴重なお話ありがとうございました！
空間のご紹介ページと合わせて、ぜひ御覧ください！
〈神山〉