発売中の7月号、特別企画は「素材と余白で引き立てる家具ショールーム」。
表情豊かな「素材」と考え抜かれた「余白」の使い方に注目したい、ラインアップの一部をご紹介します!

トップバッターは、1997年に竣工し、17年3月リニューアルオープンした「カッシーナ・イクスシー青山本店」。
当時と同じく、設計は近藤康夫さんが手掛けています。

開店から20年を経てリニューアルを果たした青山本店について、
デザインのテーマは”スーパーニュートラル”だったと語る近藤さん。
カッシーナ・イクスシー代表取締役の森康洋さんと共に、お二人が考えるショールームの役割、
そしてリアルショップの在り方について聞きました。


「カッシーナ・イクスシー青山本店」(ポートレート撮影/神宮巨樹 空間撮影/ナカサ&パートナーズ)

続いてご紹介するのは、東京・港区にショールームを構える「バクスター トーキョー(設計/乃村工藝社)」。
イタリアの家具ブランド・Baxterのソファを中心に展示するショールームは、
六つのエリアを設けて主力商品のソファをゆっくりと滞在しながら見ることができます。
ブランドを象徴するレザーの質感を想起させる仕上げや素材が、ショールームの各所に散りばめられています。


「バクスター トーキョー」(設計/乃村工藝社 撮影/ナカサ&パートナーズ)

そして福岡・大川市の「丸徳家具店(設計/コイズミスタジオ)」は、全国各地の工房で制作されたイスの専門店。
居住空間を意識したスケールで空間が計画されており、
イスのボリュームや見え方をよりリアルに実感してもらうための提案をしています。


「丸徳家具店」(設計/コイズミスタジオ 撮影/ナカサ&パートナーズ)

全5件の最新事例をご紹介し、ショールームというスペースがどのような価値を提供しているかを探ります。
ショールームという業態に限らず、現代における”リアルショップの役割”についてもヒントが見つけられそうです。

ぜひお手に取って御覧ください。



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