江戸時代の蔵を改修したチョコレートショップ
2011/08/29 取材日誌
長野県安曇野市の広大なお屋敷の中にできたチョコレートショップ
「KARINTO SWEETS 蔵 ショコラ蔵」に行ってきました。
デザインを手掛けたのは橋本夕紀夫デザインスタジオ。
2005年にお屋敷の一部を「蔵久」というかりんとうショップと食事処に
リノベーションし、今回敷地内に新たにチョコレートショップが誕生しました。
映画「犬神家の一族」(1976年)のロケにも使われたという門をくぐって、
タイムスリップ。
お座敷の食事処では、庭を眺めながら、
信州ならではの蕎麦やかりんとうとお茶セットなどがいただけます。
「ショコラ蔵」は米蔵をリノベーションしています。
重そうな木の扉を開けようと前に立つと、自動扉になっていてビックリ。
中をうかがうと光り輝く金箔と魅惑的な赤い色が目に入ってきます。
思わず触りたくなる艶やかな赤は金箔に漆を重ねる白檀という伝統手法を模したもの。
古く重々しい梁や板貼りの壁の中、赤や金が華やかなあたたか味を添えます。
周囲の田園風景もあいまって、まるで異世界にトリップしたような不思議な体験。
オーナーの青柳社長が竜宮城や玉手箱をイメージしたというのも納得です。
デザイナーの橋本氏とオーナーの青柳氏に取材した
ショコラ蔵の開発ストーリーは9月号に掲載しているので、
ぜひご覧ください。
長野県安曇野市豊科高家604
TEL:0263-73-0170
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