ブラインドは外光を遮り、断熱効果を発揮して室内環境を快適に保ってくれますが、今回紹介するブラインドは従来のブラインドの機能に加え、これまでにない、ある新しい機能が付加されています。



その新しい機能とは「吸音」、音を吸収する機能です。写真のブラインド「フェルトーン」はスラット(羽の部分)が吸音材でできていて、音はスラットを通過すると熱エネルギーに変換され減衰します。遮音とは異なり、外に漏れる音を防ぐのではなく室内の音を吸収するというのが特徴です。


カラーはブラック、ホワイト、アイボリー、グレーの4色、カーテン生地でカバーをかけるなどの加工もできます


飲食店などで大声を出さないと会話ができないといった経験をした方も多いと思いますが、現代の商業施設はコンクリート、ガラス、フローリングなど、音を反射する素材が多用されているため、室内ではどうしても音が反響してしまいます。「フェルトーン」は、そのような反響音をほどよく吸収し、空間内の音環境を改善してくれます。


吸音ブラインドと音が反射する木製ブラインドを交互に吊ったハイブリッド仕様


この「フェルトーン」を提案しているのは木製ブラインドをはじめ最先端のブラインドを提供している東京ブラインド工業です。同社の本社事務所にはこの「フェルトーン」の体験ルームがあり、ブラインドの角度を調整するだけで、随分と音環境が変わるのを体感できます。

小誌9月号では、「デジタルサイネージ&音響設備」の特集を予定しております。快適な音環境を作る音響設備、建材も紹介する予定です。ご覧ください。
〈川上〉


製品に関する問い合わせ先
東京ブラインド工業
URL/http://www.tokyo-blinds.co.jp/
TEL/03-3443-7771



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