東日本大震災を受けて省エネに対応した製品があらためて注目を集めていますが、保温性能や断熱効果を発揮し、冷暖房の効率を向上させてくれるブラインドも省エネ効果の高い製品のひとつです。

なかでも注目度の高いブラインドがアメリカ・ルーセントホームの「シェル・シェード」です。このブラインドの最大の特徴は、スラット(ブラインドの羽)がルーバー状ではなく六角形のハニカム構造になっている点です。下の写真を見るとよくわかります。



通常のブラインドは窓とブラインドの間に空気層をつくりだすことで、断熱効果を発揮するのですが、この「シェルシェード」はハニカム構造のブラインド自体が空気層をもっています。つまり設置するだけで2重の空気層をつくることができるのです。従って省エネ効果も通常のブラインドに比べて高いのです。

同製品の性能試験結果によると、夏季の室内の上昇温度を8.3℃~15.4℃も下げることができるそうです。また、断熱性試験とガラス類の日射熱取得率を用いて冷暖房負荷に計算し直すと、最大で21.2%もの電気代節約になるというデータも得られています。

2011年グッドデザイン賞を受賞するなど、デザイン性に優れているのも注目のポイントです。同社提供のYOU TUBEでは導入イメージを見られます。住宅の実例が多いですが、商業施設にも使えそうです。



既存のカーテンレールにも取り付けられて、省エネ効果を高めることができるので、商業施設にも導入しやすい製品ですね。
〈川上〉

製品に関する問い合わせ先
キューセント
TEL/03-6419-7288
URL/http://www.lucenthome.jp

*商店建築のオンライン製品情報サイト「PRODUCT INFORMATION」では毎月、店舗向けの建材や設備を紹介しています。是非ご覧ください。http://pi.shotenkenchiku.com



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