商業施設のライティングに焦点を当てた増刊『Commercial Space Lighting』が、本日発売になりました!

この増刊では、レストランやバー、ホテル、物販店、クリニックなど、さまざまな商業空間の事例を挙げながら、写真、図面と共にデザイナーへのインタビュー記事を掲載しています。「空間デザインを昇華する照明計画」、「コンセプトを表現する特注照明」、「街並みに問いかけるファサード・ライティング」、「光を交えたインスタレーション」と四つの視点から光との関わり方を紹介。
空間の印象を大きく左右するライティングのエッセンスを探っていきます。


人形師 原孝洲(設計/supermaniac 照明計画/L・GROW 撮影/ナカサ&パートナーズ)


空間設計においてライティングは欠かせない存在であり、空間デザイナーと照明デザイナーが協働して、イメージは具現化されていきます。「LIGHT PLANNING〜空間デザインを昇華する照明計画〜」では、彼らに対談形式でインタビューをすることで、理想の空間へと導くその過程を紹介します。「人形師 原孝洲」(設計/supermaniac 照明計画/L・GROW)では、今福彰俊氏と榎並宏氏のやりとりを通して、照明が生み出す陰影を強調する黒いタイルが床面に貼られることとなりました。


ANIE floral & Deco.(設計/wasab! 照明計画・特注器具制作/NEW LIGHT POTTERY 撮影/ナカサ&パートナーズ)


「LIGHT PLANNING〜空間デザインを昇華する照明計画〜」では、図面も充実。照明器具の配置が分かる平面図や具体的な器具一覧、イメージスケッチなどを多数掲載しています。


SHIBUYA GRANBELL HOTEL(設計/UDS YOY 撮影/ナカサ&パートナーズ)


「LUMINAIRES〜コンセプトを表現する特注照明〜」では、床・壁・天井に配置されたオリジナルの照明を掲載。空間に施された仕掛けについて、デザイナーへのインタビュー記事と共に紹介しています。「SHIBUYA GRANBELL HOTEL」(設計/UDS YOY)では、客室の壁面から内照することで、ヘッドボードや植栽、時計などが浮かび上がります。


安与ビル(設計/橋本夕紀夫デザインスタジオ 照明計画/ICE都市環境照明研究所 撮影/ナカサ&パートナーズ)


「FACADE LIGHTING〜街並みに問いかけるファサード・ライティング〜」では、さまざまなファサードの事例を採り上げると共に、街づくりにおける商業施設の在り方も示唆しています。「安与ビル」(設計/橋本夕紀夫デザインスタジオ 照明計画/ICE都市環境照明研究所)では、築40年のビルが新たな表情を持って、東京・新宿の街並みに寄与する存在へと生まれ変わりました。


オカムラデザインスペースR 第13回企画展「雲の椅子の紙の森」(デザイン/藤本壮介建築設計事務所 SIRIUS LIGHTING OFFICE 撮影/高木康広)


「LIGHT INSTALLATION〜光を交えたインスタレーション〜」では、光が人の心にもたらす効果を紹介します。
「雲の椅子の紙の森」(デザイン/藤本壮介建築設計事務所 SIRIUS LIGHTING OFFICE)では、“重ね”“切り取り”“透け”“つながり”を軸にしたライティングにより、緩やかに仕切られた空間性を感じさせます。

誌面内には、過去に『月刊 商店建築』に掲載された事例も登場しますが、ライティングをテーマにした新たなインタビュー記事や図面、レイアウトで構成されています。午前中の大雪により、足元が悪い状況ではありますが、書店にてご高覧いただけますと幸いです。また、オンラインショップでのご購入もお待ちしております!


-----------------------------
Commercial Space Lighting
巻頭インタビュー/若手ライティングデザイナーが見据える照明デザインの現在と未来
照明計画、特注照明、ファサード、インスタレーションをテーマに、多数の事例を掲載

表紙:二子玉川 蔦屋家電
2016年1月18日発売
¥3,800+税



RSS2.0