北海道・旭川にて6月22日(水)〜26日(日)まで、「ASAHIKAWA DESIGN WEEK(旭川デザインウィーク)」が開催されます。

木工家具の産地として知られる旭川では、1955年から「旭川家具産地展」が毎年開かれてきましたが、昨年より「ASAHIKAWA DESIGN WEEK」と名称を変更。
より街全体に広がり、デザインをキーワードにものづくりやライフスタイルに触れることのできるイベントとしてリニューアルしました。
期間中は家具の展示会場のみならず、旭川市や周辺地域のショップ、工房、ショールーム、など各地で関連イベントが展開されます。


市内各所に掲示されたイベントフラッグ

メイン会場は、市内中心部に位置する「旭川家具センター」。
ここではかつて旭川のキャンパスで学び、現在はパリを拠点に世界で活躍する建築家・田根剛氏によるインスタレーションが披露されます。
北海道の森の木で家具をつくることで、日本の森を守る家具づくりを推進する「ここの木の家具・北海道プロジェクト」とコラボレーションして、「大自然の中で生まれ行く家具の息吹を感じさせる」作品となるとのことです。

また、同会場では、「アルフレックス」「カンディハウス」「匠工芸」など49メーカー・団体の家具が一挙に集まる「旭川家具エキシビション」を開催。清水久和氏やドリルデザインといったデザイナーがメーカーと協同した新作も発表されます。


昨年のエキシビションの様子

市内や周辺地域に点在するメーカー工場やショップを見学できる「オープンファクトリー」では、各会場で振る舞われるフードメニューも楽しめるそう。期間中は無料の専用シャトルタクシーも利用可能で、広域に渡る工場を回ることができます。

椅子研究家・織田憲嗣氏のコレクションによる特別企画展や、カリモク家具、カンディハウス、天童木工、飛騨産業、ワイス・ワイスによる「国産材家具サミット」といったトークイベントもラインナップされ、多くの人や物が集結するスペシャルな5日間となりそうです。


昨年のオープンファクトリーの様子

旭川が培ってきた資源である木工家具を中心としながらも、デザイン、ライフスタイル、まちづくり、様々な視点からの新たな展開が期待できる「ASAHIKAWA DESIGN WEEK」。
初夏の北海道で、大地に育まれたものづくりを体感してはいかがでしょうか。

「商店建築」本誌でもレポートを掲載する予定です。
どうぞお楽しみに。

〈玉木〉
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ASAHIKAWA DESIGN WEEK 2016

[ウェブサイト]
http://www.asahikawa-kagu.or.jp/adw/

[会期]
2016年6月22日(水)〜26日(日)
[会場]
旭川家具センター(北海道旭川市永山2条10丁目 1-35)入場無料
旭川市、東川町、東神楽町の各メーカー、工房、ショップ、他

主催:旭川家具工業協同組合、旭川市、旭川商工会議所
後援:(公社)インテリア産業協会、(公社)日本インテリアデザイナー協会、(一社)日本インテリアコーディネーター協会、(一社)日本インテリアプランナー協会 旭川デザイン協議会、モクモクフェスタ実行委員会

〈旭川デザインウィーク参加企業・団体〉
○アーリー・タイムス アルファ ○明石木工製作所 ○アルフレックス ジャパン ○いさみや ○インテリアナス ○インテリア北匠工房 ○ウッドパーツ ○ウッドワーク ○エフ・ドライブデザイン ○オークラ ○ガージーカームワークス ○加藤木工 ○河本家具工業 ○カンディハウス ○北の住まい設計社 ○木と暮らしの工房○GOOD DOGWOOD ○クリエイトファニチャー ○工房ペッカー ○工房まみあな ○工房宮地 ○古径コスモ ○コサイン ○さいとうデザイン工房 ○さくら工芸○ササキ工芸 ○ソファー工舎 ○大雪木工 ○タイム アンド スタイル ○匠工芸 ○ファイングレーン ○プランリビング ○フレスコ ○北嶺工匠 ○宮田産業 ○むう工房 ○メーベルトーコー ○山岡木材工業 ○山室木工 ○よしの工芸 ○ルートにし ○ワカサ ○ドリーミィーパーソン ○旭川・家具工房連 ○ウサミ木工 ○滝澤ベニヤ ○山上木工 ○北海道立総合研究機構 森林研究本部 林産試験場 ○FutureCity Shimokawa



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