商店建築3月号の「和食&寿司店」は、ご覧になられましたか?
2017/04/03
既に4月号が書店に並んでいますが、商店建築3月号も是非ご高覧いただけますと幸いです。
特集「和食&寿司店」では、アメリカ・ニューヨークの「TsuruTonTan Udon Noodle Brasserie」(設計/BLANK DESIGN)をはじめとして、国内外の和食店が目白押しです!
ラインアップはこちら。
■オープンキッチンを覆う漆喰の下がり天井
しゃぶしゃぶKINTAN 代官山本店(設計/NONFRAME)
■空間で表現するうどんの魅力
TsuruTonTan Udon Noodle Brasserie(設計/BLANK DESIGN)
■600本の竹による壁と天井
祇園 晩餐 京色(設計/サクラ アソシエイツ)
■異なる質感の“銀”が食材の彩りを映し出す空間
瓢斗 京都店(設計/千葉学建築計画事務所)
■広がりと貫禄
根津 たけもと(設計/佐藤琢磨設計事務所)
■庭園を借景とする囲い障子と格子
なだ万 高輪プライム(設計/乃村工藝社)
■店内をうねる流木と竹の「白波」
間人温泉 炭平旅館 割烹お食事処 湊-minato-(設計/スーパーマニアック)
■空間に広がりをもたらすスリット
割烹 ともゑ(設計/マツヤアートワークス一級建築士事務所)
■「舞台」としてのキッチンを囲む二つのカウンター
雷庵(設計/クロー)
■「大屋根」に包まれた寿司カウンター
すし匠 ザ・リッツ・カールトン・レジデンス ワイキキビーチ(設計/乃村工藝社)
■備前焼や左官をあしらい日本の伝統文化を表現した寿司店
鮨 銀座おのでら NY店(設計/Yo)
■手仕事の風合いを滲ませたフードホール内の寿司店
SUSHI TOKYO TEN、(設計/乃村工藝社)
■日本の伝統美を散りばめた寿司店
江戸前 鮨 服部(設計/インヴィ)
■隅を消すデザインでシームレスにつながる壁と天井
鮨 結 銀座(設計/4FA)
■ジャパンブルーで表現した江戸前寿司店
鮨 和魂(設計/ストリックランド)
少しだけ誌面をお見せしましょう。
「割烹お食事処 湊-minato-」は、老舗旅館「間人温泉 炭平旅館」(12年5月号、15年6月号)内の料飲スペース。同旅館の改装を5期6年に渡り手掛けるスーパーマニアックが広間をリニューアルするにあたって、2000本の流木と同じくカットした2000本の竹で各個室の間仕切り壁をつくり上げています。
東京・四ツ谷の「すし匠」の中澤圭二さんと「西麻布 拓」の佐藤卓也さんが寿司を握る「すし匠 ザ・リッツ・カールトン・レジデンス ワイキキビーチ」では、大きなアーチ型天井がメインカウンターを包んでいます。空輸を最小限にとどめ、モイやオパといったハワイの地魚で寿司を握る中澤さんの意思に応えるように、この地ならではの寿司店のデザインが模索されました。
「すし匠 ザ・リッツ・カールトン・レジデンス ワイキキビーチ」の付帯記事として、設計を手掛けた根本正夫さん(乃村工藝社)に、寿司店の設計プロセスについてインタビュー。寿司職人の思いを集約した場所になるカウンターのデザインについて、これまで根本さんが手掛けてきた事例を交えながら紹介しています。
商店建築3月号をご覧になれば、和のデザインにおける新たな潮流を感じられるでしょう。
まだご覧になられていない方は、是非、書店に足をお運びいただけますと幸いです。
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