新設された遠藤照明の東京ショールームへ行ってきました。外苑前にあったショールームが四谷に移転し、拡大しています。場所は、四ツ谷駅と四谷三丁目駅の間で、どちらの駅からも徒歩7、8分ほど。


物販店を再現したシミュレーションコーナー。右が従来のランプで、左がLEDZ


新作のLEDZチューブシリーズの一つ。口金を回転させ、配光制御できます


LEDZチューブの説明図


さまざまなタイプのLED製品


5階のセミナールーム


左奥が入り口です

本日から2月24日(金)まで内覧会です。2月27日(月)にショールームが正式オープン。
1階と2階にはLED製品が数多く展示され、明るさ、演色性、消費電力などを他の光源と比較したり、飲食店や物販店を再現したスペースで光のシミュレーションを体験したりできます。設計者と店舗オーナーの方が一緒に訪れて、「今まで使っていた照明をLEDに置き換えると、どんな変化があるのだろう」などと検討するのによさそうです。
3階には「ライブオフィス」と名付けられた執務空間があり、天井には、色温度や照度などが異なるLED照明がエリア分けして設置されています。それぞれを比較してみると、「この器具は、光が均質に拡散して従来の蛍光灯に近い感覚だなあ」「この器具はちょっと照度が強いなあ」などと体感できます。窓からの昼光に反応して、自動調光される照明システムも導入されていました。なお、このフロアでは実際に遠藤照明の社員が働いているため、見学は要予約です。
そして5階には、展示会やセミナーに使える多目的ホールがあります。これは便利。建築関連のトークセミナーや交流会などにも良さそうな空間です。
 
施設内覧会と合わせて、LEDブランド「LEDZ(レッズ)」の新シリーズ2種類も発表されました。「高効率121lm/W」を謳う直管形LED「LEDZチューブ」シリーズと、「FHF蛍光灯32Wの2灯に相当する明るさ」を持つ「LEDZソリッドチューブ」シリーズです。どちらも従来の蛍光灯に取って代わる製品です。オフィス、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなど大量に蛍光灯を使っている施設で需要がありそうです。
  
2階の一角で、「3000ケルビン」の照明器具3種類が白い壁面を照らしていたのですが、見比べると、光源の種類やメーカーによって、随分と色味が異なります。設計者さんやオーナーさんの趣味で好き嫌いが別れるところかもしれません。特に、色味や明るさは、カタログに書かれたスペックでは分からないことがたくさんありますから、百聞は一見にしかずです。

 遠藤照明 東京ショールーム
 東京都新宿区若葉1丁目4番1号
 電話:03-5369-7177

〈シオタ〉



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