東京・銀座のメゾンエルメス8階フォーラムにて、トマス・サラセーノ氏の展覧会が8月31日まで開催されています。



「クラウド・シティ」は、空中に浮かぶ都市をコンセプトとしたサラセーノ氏によるいくつかの作品の総称であり、
今回は木材でつくられた多面体モジュールを集合したものを、フィラメントにより立体的に配置したインスタレーションが展示されています。
床に散りばめられているのは、苔の生えた石。会場の床の素材やガラス窓との調和を考えて、素材とモジュールの大きさを決定していったそうです。苔むした石は枯山水からインスピレーションを得たとも。



さらに会場には、黒いビニルを貼り合わせてつくられた気球の作品が展示されています。実際空に浮かぶ事の出来る構造で、目の当たりにすると、そのボリューム感に圧倒されます。
自転車のホイールを用いた入口から、身をかがめて気球の内部に入ると……外観からは想像できない光景が広がります。
ぜひ会場に足を運んでお確かめください。

商店建築8月号(7月28日発売)で本展の様子をご紹介する予定なのでどうぞお楽しみに。〈玉木〉

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