2月10日から3日間、ドイツ・フランクフルトで開催された世界最大級の消費財見本市「ambiente/アンビエンテ2012」の取材に行って来ました。


とても広い会場の中で、シンボル的な空間となっていたガレリア。ここでは「trends2012」や「DESIGN PLUS」と題された、最新トレンドや製品を紹介する展示が並んでいました

会場となった、ドイツ「フランクフルト国際見本市会場」はフランクフルト国際空港から電車で20分ほどの好立地。東京国際展示場の約5倍の規模の会場では、世界各国の企業や、ヨーロッパ圏を中心とした若手デザイナーまで、4000社を超える多彩な出展者が、さまざまな製品やプロトタイプを展示していました。
「ambiente」の詳細は、弊誌4月号(3月28日売り)で紹介予定です。

ここでは、展示以外の会場の様子を少しだけお伝えし、加えてフランクフルト市内で見つけたユニークな建築についてレポートします。


展示ホールのひとつ。「Living」「Giving」「Dinning」の三つにカテゴリー分けされたこの規模のホール20以上で会場は構成されます


広い会場の中で、便りとなるサイン。天井から吊るされた立体サインは意外に目立ちます


会場に付帯するレストラン「Verdino」。樹木をそのまま使ったパーティションや葉っぱのグラフィックをあしらった照明など、自然をテーマにした空間です。この他展示会場内にも様々なコンセプトのカフェ空間が多数あり、広い会場を歩く来場者にとってはとても嬉しいスペースでした

取材の合間、「アンビエンテ」の会場からフランクフルト市内へ移動し、商業エリアの様子を見て回りました。その中でも、目を引いたのが「My Zeil」という大型ショッピングセンター。
設計は、ミラノサローネの会場の「Fieramilano」や銀座の「アルマーニ / 銀座タワー」の内装デザインを手掛けたMassimiliano Fuksas氏です。


巨大隕石がめり込んでいったかのような、大きな穴の開いたガラスファサード


吹き抜けの中央を有機的なガラスチューブが貫きます


最上階。ガラス屋根のガレリア空間になっています


見下ろすとこんな空間です。吹き抜けを縫うように、長いエスカレーターが1階と3階を繋いでいます

生憎の日曜日で、最上階の映画館とレストラン以外のテナントは全てお休みでしたが、共用部を歩くだけでも刺激的な、エンターテイメント空間でした。
以上、フランクフルトリポート第1弾。

「ambiente/アンビエンテ2012」のレポートは4月号(3月28日売り)にて掲載予定です。
そちらも是非ご覧下さい!〈タカハシ〉



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