ルイ・ヴィトンのアートスペース「エスパス ルイ・ヴィトン東京」で、日本人アーティストにフォーカスしたグループ展「Cosmic Travelers - Toward the Unknown (コズミックトラベラース-未知への旅)」が開催されています。


原口典之さんによる作品。黒い液体の表面に空が映り込む


塩保朋子さんによる、切り絵の作品

キュレーター西沢碧梨氏によるセレクションで、アーティストの原口典之氏を中心に、より若い世代の佐藤允氏、塩保朋子氏、高木正勝氏、渡辺豪氏が参加しています。
なんと、1階のルイ・ヴィトン店内中央のディスプレイには、高木さんによる映像が流されるなど、お店と連携した新たな取り組みも注目です。

会期:2012年1月21日〜5月6日
会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京(渋谷区神宮前5-7-5)

西沢碧梨さんが掲げたテーマは「光」。「作家というのは、彼らにしか見えないものを感じ、それをかたちにする人たち。それぞれ、世代の異なる作家がつくる、なにか多次元的なことを表したかった」とのことでした。
上階の会場内では、ご本人曰く「見た人に好きなように感じてほしい」(原口氏)という廃油を用いた黒い液体の表面に世界が映り込む作品や、「豊かな光の入るこの空間ならではの表現を意図した」という塩保さんによる繊細な切り絵の作品などがレイアウトされています。ホワイトボックスとは異なる、このアートスペースが備える空間性が、作者にも大きな影響を与えた様子がうかがえます。

会期中は、現在、目の部分のみを壁に描いた佐藤充さんによるライブペインティングも予定されています。また、会場内ではiPadを使ったインタラクティブな作品説明が用意されます。お楽しみに!




佐藤充さんによる、制作中の作品。今後、どうなっていくのでしょうか。


同展示会のカタログ



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