撮影/斎藤正洋(以下すべて)


2014年10月号から弊誌での連載が始まった、「バナキュラーショップデザイン 世界の街を訪ねて」では、写真家の斎藤正洋氏による取材・撮影により、世界各地の、その土地らしい味のある店舗やレストランの様子をお伝えしています。

発売中の12月号では第15回を迎え、「トルコ・イスタンブール編」を掲載。
誌面では掲載しきれなかった写真の数々が斎藤氏より届きました。

今回の取材でトルコを訪れたのは、夏。
“ひまわりの首都”とも呼ばれるエディルネ市へ向かう道中には、一面のひまわり畑が。

そして、エディルネでは、トルコの伝統競技である「オイルレスリング」が開催されていました。全身にオリーブオイルを塗って競技するのが特徴で、その姿は迫力満点です。


観戦の後は、建築家ミマル・スィナンが設計した「セミリエモスク」へ。1575年に完成したこのモスクは、オスマン帝国の最盛期に多くの建造物を設計した同氏の、最高傑作とも言われています。“モスクは小宇宙のようだった”との斎藤氏のお話が印象的でした。



イスタンブールへと戻った後は、市内のレストランやカフェの撮影がスタート。
天井から無数のランプが吊られたこの空間は、「ケベレ・カフェレストラン&ホテル」。このインテリアのスタイルは15年程前にイスタンブールで生まれ、このケベレ・カフェが先駆の一つだと言われています。ホテルの客室内にもランプの天井が設けられています。



トルコ版の銭湯である“ハマム”を現在カフェにしているのが「オットマン・ハマム・ナルジレ・カフェ」。ショップスペースは、更衣室であった部屋。保温のため小さくつくられた間口の先は浴場で、カフェスペースとして利用されています。



アジアとヨーロッパの文化が融合する街、イスタンブール。発売中の商店建築12月号では、そんな街のエネルギーの中に点在するレストランやカフェを、更にご紹介しています。ぜひお手にとってご覧ください。〈神山〉

 

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