10月30日の様子。建物がほぼ完成しました。手前には建築現場の足場までつくられています


東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京で、「IN SITU-1」が開催中です。

同展は、パリ、東京、ミュンヘンの3館同時開催のエキシビションで、各スペースに招かれた女性アーティスト3名が、展示スペースで作品の制作を行っています。

東京では韓国人アーティストのソ・ミンジョンさんが作品を制作中です。
発泡スチロールで建築物を制作し、それを壊すという「創造と破壊」の相反するプロセスを経てでき上がる作品はどのようなものなのか。今から非常に楽しみです。
ここでは、これまでの制作の様子を少しだけ紹介します。


9月17日の様子。熱線カッターなどで部材を作っている段階です


10月10日の様子。ジョイント用金具など、部材を精巧に発泡スチロールで再現しています


同じく10月10日の様子。こちらは鉄骨を再現したもの


10月28日の様子。建物がほぼ建ち上がりました


10月30日の様子。真ん中がソ・ミンジョンさん


10月30日の様子。建物の中に入って見上げると、鉄骨のジョイント部分まで作りこまれていることがわかります


会場にはプリンターが置かれており、そこで撮った写真をプリントアウトできます。同じく会場で配布されるブックに写真を貼って、その経過の変化を記録していくこともできます


最終完成型の模型。立ち上がった建物をバラバラに壊します。建物の中心に強いエネルギーが集まって、それが一気に爆発する一瞬を会場に作り出すそうです。


10月31日現在の制作状況は、建物が完全に立ち上がるという一つ目のハイライトを迎えています。
そして、来週の3日(月)からは一度建ち上がった建物を、壊していくというプロセスに入り、
最終的な完成11月28日前後の予定ということでした。

現状の建ち上がった建物がどのように壊され、最終形に向かっていくのか。
現場を訪れて、そのプロセスを観察するのも面白いと思います。
ちなみに、エスパス ルイ・ヴィトン東京が入るルイ・ヴィトン表参道店の向かいにある、表参道ヒルズでは、本日から「場と間 BAtoMA」がスタートします。
デザインイベントでにぎわう今週末。会場を訪れれば、きっと新しいデザインのアイデアのヒントが得られるはずです!
(タカハシ)

IN SITU-1 HP
会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京 
   東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル 7F (アクセス)

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商店建築11月号発売中です。
表紙は日埜直彦建築設計事務所による「visvim」(撮影/平井広行)。
表参道の商業施設「ジャイル」にはいるブティックです。
エスパス ルイ・ヴィトン東京、表参道ヒルズの近くですので一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。


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