南青山に「GALLERY MUVEIL」誕生。設計はCASE-REAL!
2012/09/07 取材日誌
南青山の骨董通りから少し入った立地に、ファッションデザイナー、中山路子さんのブランド「ミュベール」初のコンセプトショップが本日オープンします。昨夜開催されたオープニングレセプションで、ちょっと店内をのぞいてきました。空間デザインはCASE-REALの二俣公一さん。
店内には、ミュベールのオリジナルを中心に、ウエディング関連や、書籍などが並ぶバラエティー豊かな構成。一部、海外からセレクトされた商品も並んでいます。空間もそれに応じて、可動式のパーティションを多用して、アレンジが自在なものとなっています。可動パーティションが吊られているのは、ずっしりしたH鋼。ファッションは女性的なものも多いのですが、極めて男前なデザインエレメントに溢れています。
かつては飲食店だったこともあるという100坪近いスペースに、中2階のようなロフト、ウエディングアイテムを置いた小部屋、さらには、ストア最奥には、映像を流すプロジェクターを設置したミニ映写室まで。店内を歩き回って、じっくり楽しめる空間。そして、自らディテール大好きです、という二俣さんならではの、細部にまでこだわった什器が置かれています。
ショップ機能だけでなく、イベントなどさまざまな使い方を許容するインテリアは、これからの路面店の一つ方向性を示しているように感じました。〈山倉〉
GALLERY MUVEIL http://www.gallerymuveil.com
CASE-REAL http://www.casereal.com
CASE-REAL 二俣さんが香港で手掛けたブティックの空間を、今まさに制作中の12年10月号(9/28発売)掲載予定です。そちらもお楽しみに!
_________________________________________________________________
商店建築オフィシャルサイトでは最新号の目次や掲載店舗の情報をご覧いただけます。 ぜひご利用ください。
このエントリーのURL
URL