ペイントやオブジェ、ステンドグラスなどオリジナルデザインの装飾材は、ショップコンセプトを表現すると同時に、訪れる人に楽しみや驚きを与えます。

なかでも、古くから空間演出の手法として利用されてきた壁画の技術は、デコラティブペイントやエージング塗装といった、特殊な塗装技法を生み出し発展してきました。今回紹介する「オーナメントステンシル」も、オブジェや装飾建材のようにみえますが、実は型紙を使ってパターンをつくる “ステンシリング”の手法から発展したものなのです。



この「オーナメントステンシル」はステンシルシートでつくった型で下地をマスキングし、そこにイタリア漆喰を乗せて立体オーナメントを創るという仕上げ技術です。漆喰の質感と細かな立体感が特徴的で、照明と組み合わせると陰影が際立ち、より効果的に演出できます。



この仕上げ技法を生み出したのはデコラティブペイント、スペシャルフィニッシュの草分けとして早くから店舗の内外装飾を手掛けてきたアイズ。近年では、ブティックやスペシャリティストア等での実績が多く、壁面装飾だけでなく床面をペイントした「ストゥッコパヴィメント」(写真下)といった仕上げも展開しているそうです。優れた技術とアイデアが次々と新たな表現を生み出しているのですね。



要所に手の込んだオリジナルデザインを取り入れることで空間の印象は一変します。
小誌『商店建築』3月号でも、さまざまなオリジナルデザイン建材・装飾材を特集しますのでご期待ください。
〈川上〉

製品に関する問い合わせ先
アイズ
URL/http://www.aizu.co.jp
TEL/03-3420-8484

*商店建築のオンライン製品情報サイト「PRODUCT INFORMATION」では毎月、店舗向けの建材や設備を紹介しています。是非ご覧ください。http://pi.shotenkenchiku.com



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