カネカデザインコンペ大賞発表&ミラノサローネ出展
2011/02/22
化学メーカー、カネカが主催する「カネカOLEDデザインコンペティション2010」の表彰式が2月15日に行われた。また、今後の展開として、トラフ建築設計事務所が空間デザインするBAR空間の2011年ミラノサローネ出展を発表。
今回のコンペは、次世代照明として注目される有機EL(OLED)を用いた「美しき日本の酒場を彩る、新感覚あかりオブジェ」の提案を求めたもの。469件もの応募作が集まった中、見事大賞を受賞したのは、森田文子氏の「Pieces of Light」。発光ピースと補助ピースをパズルのように自由に組み合わせ、さまざまに姿を変えるフレキシブルな照明が可能になるという作品だ。かたちをデザインする応募作の中で、唯一特定のかたちを持たないという点が評価された。
今後試作品がつくられ、トラフ建築設計事務所が「BAR×JAPAN×OLED 美しき日本の酒場」をテーマに空間デザインするミラノサローネのブースで発表される。ブースデザインは日本の花見の宴をモチーフに構想されるという。 国内では、「ライティングフェア2011」(3月8日ー11日開催)で展示される。 有機EL照明の持つ、薄く、面発光するデザイン性の高さ、やわらかな色合い、省エネという特長からホテル、レストランなど商業施設での利用を想定。 単価も従来の1/10ほどに下げ、今後世界市場で本格展開していくという。
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