巣鴨信用金庫の志村支店へ行ってきました。

外観は「虹のミルフィーユ」、内部空間は「空」がコンセプト。従来の銀行のイメージとは異なる、明るくて開放的な建築です。待合スペースもゆったりしているので、待ち時間が億劫に感じられる金融機関での手続きも、これなら楽しい気持ちで待てます。
つづいて、巣鴨信用金庫の常盤台支店(商店建築11年5月号)へ行きました。こちらもカラフルな外観で、地域のランドマークになりそうです。

巣鴨信用金庫は、「金融ホスピタリティ」というポリシーを掲げ、「地域のお客様が気軽に立ち寄れるコミュニティスペース」を心がけています。
「ホスピタリティ」や「コミュニティスペース」と言うと幅広い内容を指しているように聞こえるかもしれませんが、実際に現場へ足を運んでみると、とても小さな具体的なことからそれらのスタンスを感じ取ることができます。
志村支店では、屋外に座りやすいベンチが設置されており、目の前がバス停であることを考えると、これは便利そうです。
常盤台支店では、「すがもチビッ子SOS」という看板が入り口に置かれており、緊急事態があった時に子どもが駆け込める施設であることが示されていました。付近に団地や公園があることを考えると、これは地域の安心感につながりそうです。

では、肝心の志村支店の内部空間はどんなデザインなのか。そして、上記2店と新座支店の設計を手掛けたエマニュエル・ムホーさんは、3店の設計を通して、新しい金融機関の空間の在り方をどのように考えたのか。詳しくは、8月号でレポートする予定です。どうぞご期待ください。









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