さきほどの日記に、「お隣のTOKYO GINZA SHISEIDO BLDG.では11階レストランと、1階デリコーナーがリニューアルしています」と書かれているのが、これです。






11階のダイニング「FARO_slow time」。
店内を見学してきました。
建築家のリカルド・ボフィルがデザインを手掛けて2001年に竣工したこのビルは、竣工時から室内の壁面に柔らかいカラーが塗られていました。11階は淡いグリーン。
今回の「FARO_slow time」のデザインでは、その壁面のグリーンをそのまま残し、その色を手掛かりにし、新しい家具やパーティションを制作しています。

また、天井を見上げると、FAROのアルファベットをあしらったファブリックが空間にアクセントを生んでいます。天気のいい日はこのトップライトを開け、外気が入ってくるという開放感ある演出をしているそうです。

なお、木とファブリックを使ったエントランス通路のパーティションに開口がいくつも開いています。よく見ると、この建物のファサードを横にした場合の開口部の位置に、開口が開けられているそうです。
そして、家具の断面もよく見ると、木とグリーンです。

そして、1階奥には、物販コーナーが拡張されました。上階の飲食店の一部のメニューをテイクアウトできるコーナー「CHEF DES CHEFS」(シェフ デ シェフ)。家庭でも「FARO」気分が味わえるかもしれません。できれば「FARO_slow time」の空間や家具まで、まとめてテイクアウトしてしまいたいくらいです。

両フロアとも設計施工を手掛けたのは、乃村工藝社。



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