内田さんによるオブジェ


西麻布のギャラリー ル・ベインにて、「片根嘉隆・佐藤慶一・吉田周平と内田繁『インテリア・エレメント』」展を見てきました。内田繁さんとその教え子3人による家具展で、内田さんが教鞭をとるデザイン塾の成果発表でもあります。


片根嘉隆さんによるイスと棚


吉田周平さんによるドレスをまとったイス


佐藤慶一さんによる鳥型の棚


会場の中庭。内田さんによるソファとオブジェ

桑沢デザイン研究所を卒業した片根嘉隆さんは、椅子と棚を出展。カラフルに塗装したさまざまなサイズの木片を貼り合わせる手法で制作しています。
佐藤慶一さんと吉田周平さんは、桑沢デザイン研究所の在校生(展覧会時点)。
佐藤さんは、鳥や家などの具象的な図像をかたどった壁面棚を出展。
吉田さんは、ファッションデザインの知識を生かし、ドレスのような仕上げのイスを制作。見る角度によって色味や光沢感が変化します。人間の身体のスケールやフォルムに近いイスという家具は、衣服と相性が良いのかもしれません。
そして、内田さん自身も、今回のために制作した新作ソファと樹木形のオブジェを出展しています。教え子の作品と同列に自身の作品を並べる展示構成が、会場に若々しく清々しい空気を生み出していました。

会期は4月1日までですので、ご興味ある方は、ぜひ急いで会場へ。
詳細は後日、弊誌にてご覧ください。



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