宿泊室の現在の様子


そして、気になるのが、工期。
「施工スケジュールの目安は、2週間ごとに2フロアを改修します。8フロアあるから、全部で2カ月掛かります。その間に並行してしてロビーも改修します。今回のプロジェクトで特に難しいのは、営業しながら客室もロビーも改修するという点です。当然、騒音は出せない。そして、チェックインカウンターの工事中も、どこかにチェックインカウンターを設けておなかいといけない。しかも、エレベーターが1機しかないので、客動線と搬入動線のバッティングをどう回避するか。そのあたりがポイントです」(大塚さん)

どうやら、かなりミッション・インポッシブル。工事期間は7月半ばからの予定だが、最終的なコスト調整などでずれる可能性もあるという。
ひととおり服部さんへの説明が終わると、施工会社の方々が続々登場。この後、大塚さんと服部さんから、施工会社の方々への現場説明会なのです。現場に集まった施工会社3社に対して、大塚さんから工事概要の説明。それを受けて、3社から見積もりが上がってくる。その後、施工会社が決定したら、いよいよ工事に入る。
皆さんは、地下1階の飲食店の一室へと入っていった。説明は、約90分みっちり。
説明会を終えると、大きな図面ケースを抱えた大塚さんが再びロビーへ戻ってきた。「福井へ戻るのですか」と聞くと、「この後、いま東京で進行中の別のプロジェクトでお施主さんと打ち合わせがあるんです」と言い残して、 御茶ノ水の街へ足早に消えていった。


客室バスルームの現在の様子




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