約2カ月に1回、AGC旭硝子のショールーム「AGCスタジオ」で開催されてきたデザインセミナー。今回も、弊誌編集長の山倉礼士が司会進行を務めさせていただきます。

このセミナーは、AGC旭硝子のインテリアカラーガラスの施工例を中心に紹介し、コンセプトから導き出された素材の使い方やデザイン意図などを、設計者がディスカッション形式で語るセミナーです。

今回の講師は、商業空間のブランディングや空間デザインを多く手掛けている「余白」の宮坂大貴さん。
宮坂さんは日頃、ジュエリーショップやブティックの空間デザインを通して、店舗にデジタルサイネージを取り入れたり、また、ウェブサイトと連動させることで店舗に足を運んでもらう仕掛けをつくったりと、実空間とウェブ空間を架橋する新しい店舗の在り方を提案しています。
そうしたプロジェクトを紹介しながら、「カラー」や「ガラス」といった要素をブランディングや店舗デザインにどのように生かしているのか。そんな話題を、山倉のコーディネートで引き出して、これからの店舗づくりのヒントを会場の皆さんと共有できるイベントにします。

なお、余白の活動の一端は、「商店建築2011年1月号」の特集「商空間を彩るデジタルエレメント」の中でもレポート致しました。
また、宮坂さんが手掛けた最近のプロジェクトの一つとして、「collect point 原宿店」(東京都渋谷区神宮前6-12-20)でも、様々なデジタルサイネージの使い方を見ることができます。

「ブランディング」「物販店のデザイン」「ECサイト」「デジタルサイネージ」「ガラス」などのテーマに興味がありましたら、ぜひ会場に足をお運びください。
お申し込みは、こちらから。前回までと同様に、セミナー終了後に懇親会を予定しており、とてもアットホームな雰囲気で、講師、オーディエンス、ガラスのスペシャリストの方々とゆっくり交流できる機会ですので、合わせてどうぞ。


【開催概要】
「AGC colors Guild」 第4回セミナー
開催日時:平成24年5月31日(木) 17:00〜18:30
開催場所:AGC studio 2F (東京都中央区京橋2-5-18 京橋創成館)
講演者:宮坂大貴(株式会社余白)
コーディネーター:山倉礼士(商店建築編集長)
 ※定員50名 (応募多数の場合、先着順)

【内容概略】
ブランドビジネスにおけるカラー戦略を、空間開発者の視点で考察するセミナーです。
ブランドビジネスにおけるカラー訴求
事例: 「国内外ブランドのショッピングバック戦略」
ブランドアイコンとして活用されているカラーガラス
事例: 「CITIBANK/その他」
カラーガラスの活用
事例: 「SHIPS /ポンテヴェッキオ/その他」

【講師プロファイル】
宮坂大貴(みやさか だいき)
株式会社余白 クリエイティブ室 ディレクター。1974年東京都生まれ。多摩美術大学美術学部建築科卒業。株式会社フォーメーションを経て、ブランディングカンパニー、株式会社余白に空間開発事業部を設立。現在、執行役員クリエイティブ室ディレクターとして、ブランドとユーザーの“感情の絆”を継続的に繋げるコミュニケーションプラットフォーム開発に従事。


クリエイティブ集団「余白」。左が今回の講師、宮坂大貴さん(撮影/高木康広、掲載 商店建築2011年1月号)



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