「アンダーズ 東京」のラウンジ。

商店建築の9月号は、ホテル「アンダーズ 東京」をご紹介しています。

アンダーズ 東京は、今年6月にオープンした複合商業施設「虎ノ門ヒルズ」(14年8月号)の上層階に位置する“ライフスタイルホテル”。ラグジュアリーではなく、ライフスタイルホテルという呼び名は、立地の文化や地域性をおおいに取り込むアンダーズのコンセプトを表現していると言えます。(もちろん宿泊料はラグジュアリー)

記事内では、ホテル内の各施設を紹介する他、設計に携わった、建築家トニー・チー氏、緒方慎一郎氏へのインタビューも掲載しています。


写真はトニー・チー氏の記事。弊誌の単独取材に応えていただきました。

ホテルの料飲施設や客室、環境をデザインしたトニー・チー氏は、アンダーズの母体であるハイアットのホテルを多く手がけており、「アンダーズ N.Y.フィフスアベニュー」から続く、アンダーズのデザインの根幹について話していただきました。
また、シンプルながら、和を独創的にデザインする仕事が印象的な、シンプリシティの緒方慎一郎氏には、SIMPLICITYがデザインを手掛けたホテルのルーフトップエリアにある、バーや茶室、チャペル、バンケット、エステサロンなどに、「東京」や「日本」などの要素を、どのように空間に表現していったかを聞いています。

ちなみに、20年以上前の商店建築1994年9月号「ハイアット・リージェンシー・オーサカ」で、レストランや一部の環境を手がけたトニー・チー氏にインタビューをしていました。


かつてトニー・チー氏にインタビュー取材した、商店建築1994年9月号「ハイアット・リージェンシー・オーサカ」。

今回のアンダーズ 東京では、木に囲まれたロビーラウンジやレストラン、和紙を用いた壁面、渋い色遣いなどが特徴的です。
台湾で生まれ、現在はアメリカを拠点に活動するトニー・チー氏が、ホテルのコンセプトを重視しながら、同時に自身の感覚で構築した日本的な要素、東京のスタイルは、リラックス感と非日常感が不思議に融合した空間を生み出しています。


ダイニングレストランやバー


ルーフトップバーやチャペルは、52階の超高層に位置します。

誌面では、更に多くのエリアをご紹介しています。ぜひご一読ください。


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記・たかやなぎ



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