撮影/藤本一貴


今から3カ月前に閉鎖された東急東横線渋谷駅地上ホーム。
最後の姿を写真に収めるために多くの人が訪れた様子はみなさんの記憶にも新しいのではないでしょうか。
商店建築6月号では、その跡地に期間限定で出現したポップアップショップ「UT POP-UP! TYO」について取り上げています。

「渋谷駅がユニクロになった!」
2013年3月29日~4月7日の約10日間、そんな言葉とともに「UT POP-UP! TYO」の様子を撮影した画像がインターネット上を飛び交いました。
SNSなどで見かけた方も多いのではないでしょうか。

会場構成を手掛けたのはスペースコンポーザーとしてさまざまな空間のプロデュースを手掛けるJTQの谷川じゅんじさん。
谷川さんは「つい先日廃止された渋谷駅跡地」というコンテクストを最大限利用して、客の高揚感を促すテクニックを会場全体に盛り込んだそうです。


撮影/藤本一貴


ホームの黄色いサインや電光掲示板、柱まわりの広告など、絶妙に駅の要素を残しつつ、店舗としての機能を成立させる。
かつ期間限定なので、簡単に施工できて簡単に解体できる仕組みでなければならない。

「駅がそのままお店になった」ように見せるための背景には、これまで培ってきたさまざまな手法が駆使されているわけです。
そのテクニックについて詳しく知りたい方は、ぜひ商店建築6月号のインタビュー記事をご覧ください。

同号には谷川さんが会場構成を手掛けた展覧会『MARC JACOBS ICONIC SHOWPIECES EXHIBITION』の様子も掲載しています。
合わせてお読み頂ければ、来場者の感覚に訴えかける空間づくりについてヒントがつかめるかもしれません!

〈玉木〉


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