1階ロビーのチェックインカウンターまわりのイメージスケッチ


設計者の大塚孝博さんから、進行状況の続報をいただく。
改修工事は、8月1日より着工予定とのこと。

予算の有効活用のため、「外装は既存として風除室を新設し、ロビーを改装します」(大塚さん)。
いただいたスケッチパース(上図参照)には、風除室も描かれており、風除室の壁には、和風柄の光り壁が設置される予定で、パースにも描かれている。前回の取材での大塚さんのお話によれば、その和風のイメージは、チェックインカウンターの行灯へと連続していく予定。行灯もさりげなく、パースに描き込まれている。シンプルなこのパースは、アクセントになる要素だけに絞って描かれているようだ。
もう一枚のロビーのパースには、エスプレッソマシーンが置かれるカウンターと、ハイスツールのあるラウンジが描かれている。

「各階は、廊下、そして客室(全105室)をユニットバスを残しての改装となります」(大塚さん)とのこと。
水回りの改修は大きなコストが掛かるので、ここでも予算を有効活用するため、予算を投下する箇所を絞っている。実際、ホテルの取材をしていても、ビジネスホテルの改修において水回りまで改装できるケースは、そう多くない。

工期については、「当初予定していたとおり、2週間2フロアで進めていきます」(大塚さん)。9月27日には、引き渡しを予定している。
ロビーを使いながらの改修は、いったいどのように進められるのか。また、客室改修では、騒音防止のためにどのくらいの部分をユニット化して現場に運び入れるのか。そのあたりに注目しながら、着工後は、頻繁に現場に潜入させていただく予定である。


1階ロビーのチェックインカウンター前から反対側を見る。エスプレッソマシーンのカウンターが柱まわりに設えられている


客室の改修イメージと図面。ものを置くスペースやハンガーラックをオープンにし、空間に広がりが出るデザインとなる予定


関連タグ:「お茶の水 イン」改装プロジェクト 


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